韓国造船大手、1000億円超案件受注…30万トン級VLCC10隻 米欧亜から

韓国の造船大手である「大宇造船海洋」が、液化天然ガス(LNG)の二重燃料推進超大型原油運搬船(VLCC)を大挙受注し、金額にして1兆1000億ウォン(約1056憶円)。
 
(参考記事:「韓国が世界1位=2月の造船受注量…シェア56%」)
 
大宇造船海洋は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア地域の船主3か所から30万t級のVLCC 10隻を1兆959億ウォンに受注したと12日公示した。

大宇造船海洋は昨年12月に、これらの船主と建造意向書(LOI)を締結した。

これらの船舶は、玉浦造船所で建造され、来る2023年下半期まで順次引き渡される予定である。

今回受注した船舶は、高圧の二重燃料推進エンジンと高マンガン鋼を使用した燃料タンクが適用されたVLCCであり、最新の技術が多く適用された。

まず、大宇造船海洋スマートシップソリューションである「DS4」が搭載され、新規適用される天然ガス推進システムの安全運転を支援する。

また、国際海事機関(IMO)の温室効果ガス排出規制のエネルギー効率指数3段階(EEDI Phase 3)も満たしている。

大宇造船海洋は、今回の契約でLNG推進LNG運搬船とコンテナ船、液化石油ガス(LPG)推進LPG運搬船に続いてLNG推進原油運搬船まで受注になった。全船種にわたって二重燃料推進船の受注に成功した形となる。

特に環境配慮の意識が広がるなかでLNG推進タンカーの需要が増加すると予想されており、全世界でVLCCを最も多く受注した大宇造船海洋が優位なポジションに立ったと業界関係者は伝えた。

クラークソン・リサーチによると、大宇造船海洋は、現在運航中のVLCC 870隻の中で最も多い167隻を建造している。

大宇造船海洋の関係者は、「今回の受注でLNG推進船の技術力が船主に完全に検証された」とし「高圧推進エンジンと低圧推進エンジン関連技術の両方を確保しており、船主の選択の幅を増やすことができた」と明らかにした。

大宇造船海洋は今年に入ってVLCC 10隻のコンテナ船4隻、超大型LPG運搬船2隻の計16隻(15億6000万ドル)を受注して、目標の20%を達成した。
 
(参考記事:「韓国造船海洋、800億円規模コンテナ船8隻受注」)

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