韓国の高麗亜鉛が米国からスラグを大量輸入へ…5年間・200万トン規模 

高麗亜鉛(KOREA ZINC)が米国から5年間にわたりスラグを大量に輸入することが分かった。

24日、米メディア「8KPAX」や韓国メディアによると、高麗亜鉛は、米国モンタナ州イーストヘレナ製錬所で鉛生産の副産物であるスラグ200万トンを5年にわたり輸入すると報じた。スラグは鉄鋼、非鉄金属を製造する過程で発生する製造かすだ。

スラグは、1888年から2001年まで運営されたASARCO製錬所で生じた鉛生産の副産物である。

高麗亜鉛(KOREA ZINC)が輸入するスラグは、ワシントン州まで鉄道で運ばれる。今年初め、モンタナ州の鉄道会社「Montana Rail Link」は、スラグを運ぶための新しい鉄道を建設した。スラグは鉄道でワシントン州まで運んだ後、韓国に輸送される予定である。

イーストヘレナ地域ではこれまで、ヒ素、鉛のような汚染物質が地上に染みこんで土壌に深刻な汚染が発生していたが、今回のスラグ搬出により、その悩みが解消されるとの見通しが出ている。

製錬所の浄化作業を監督するモンタナ環境信託グループ(METG)のシンディ・ブルックス専務は、「環境と経済、イーストヘレナ地域社会に良い結果になるようだ」と話した。

高麗亜鉛(KOREA ZINC)に搬入されるスラグは、製錬可能なすべての非鉄金属である亜鉛と他の金属を抽出され、最後に残った残滓はセメント原料として使用される予定だ。スラグに水をかけて3ヶ月以上の冷却と熟成過程を経れば、セメント原料になる。

これまで高麗亜鉛は、中国などから残滓物を低価格で輸入し、製錬して非鉄金属を生産してきた。高麗亜鉛の第1四半期(1~3月)実績は、亜鉛・鉛・銀の価格上昇により、売上高は2兆2000億ウォン(約2123億円)と27%増加し、営業利益は2700億ウォン(約260億円)で昨年同期間より32.2%増加した。

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