EUの韓国ラーメン禁止措置、韓国当局「国内品は問題なし」 ネット民「不可解だ」

欧州連合(EU)から販売中止およびリコール措置がとられた農心の「ヘムルタン麺」と八道の「ラーポッキ」は韓国では流通していないことが分かった。

韓国の食品監督当局である「食品医薬品安全処」(食薬処)は13日、農心の釜山工場と八道の利川工場でそれぞれ製造されドイツに輸出された「農心輸出用ヘムルタン麺」と「八道ラーポッキアメリカ」から有害物質である「2-クロロエタノール」が検出されたと欧州連合(EU)が調査結果を公表し、現場調査のうえ製品をすべて回収したと13日に明らかにした。
 
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調査の結果、どちらの製品も全量輸出されたが、韓国内では流通・販売されておらず、製造工程でも発癌物質であるエチレンオキサイドが使用されていないことが確認されたという。
 

農心のヘムルタン麺と八道のラーポッキ
 
先に、EUの食品飼料迅速警報システム(RASFF)は、農心のヘムルタン麺について、2つのロットの野菜ミックスと麺において、八道のラーポッキは、1本ロットでスパイス粉末から2-クロロエタノールが検出されたという調査結果を発表していた。

食薬処は、農心のヘムルタン麵について、輸出用原材料である小麦粉、野菜ミックス、粉末スープ、国内用製品などを現場で回収し、八道のラーポッキについても国内・輸出用完成品を共に回収し2-クロロエタノールの検査を進めている。

食薬処はこれらの企業の輸出と内需向けの製造工程は同じだが、麺と粉末スープ、野菜ミックス(液状スープ)など、いくつかの原材料の構成に違いがあると説明した。

食薬処は、エチレンオキサイドが検出された食品は通関の段階で遮断し、国内流通製品も回収措置を進めている付け加えた。

また、エチレンオキサイドは、韓国では許可されない農薬成分で、許容基準値は0.01ppm以下に設定されており、意図とは関係なく、製造過程で化学反応を介して生成されることがあるという。そのため基準の設定を検討しているとのこと。

このニュースを見た韓国のネットユーザーからは、

「韓国の工場で作ってるのに、内需用と輸出用で生産ラインは違っても材料は同じのはずだろう?不可解だな」

「通常、製造業では、輸出用製品に気を使い、質的にも量的にも、内需市場より良い製品を販売しませんか?今回のケースは少し異例です」

「恐ろしい。輸出用だったからEUが検査し検出されたわけで。国内産検査は信じることができない」

「エチレンオキサイド、全てのラーメンで検査してください」

「三養ラーメンが国産ラーメンの始まりだったが、1位企業だったのに工業用牛脂事件で一瞬にして衰退したが、このような食品関連事件がベタ記事でしか出ないのが不可解だ」

などのコメントがネット掲示板に寄せられている。
 
 
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