韓国果樹農家、リンゴと梨は日本種が人気1位 ブドウと苺は韓国種1位も元は日本…

韓国政府の調査によると、同国の果樹農家では依然として日本産品種への選好度が高いことが分かった。リンゴは「フジフブラックス」、梨は「しんご」品種を栽培したいという農家が最も多かった。
 
参考記事:韓国紙「さくらんぼ国産化で中国を見習おう」「韓国は95%が日本産…栽培難しく」
 
韓国農林畜産食品部は先月、韓国果樹農家1850社を対象に実施したアンケート調査を発表している。それによると、リンゴ・梨・ぶどう・桃・柑橘など5品種を栽培する農家において、5年後にも栽培したいと思う品種1位・2位を質問し、その結果を加重評価した。

その結果、リンゴについては選好品種の約半分が日本産であった。「フジフブラックス」の評価が最も高く全体回答の19.7%を占めた。2位にも日本産品種である「ミヤマ」(12.2%)が、3位にも日本産「ミヤミ」(12.1%)が続いた。 1〜3位の日本産の割合を合計すると44.0%に達している。

梨もほぼ同じ状況である。日本産品種の選好割合が33.5%で1位を占めた。リンゴに比べると韓国産品種の選好度が高く、国産の「神話」(22.9%)が2位に入り、さらに「火山」(9.4%)や「創造」(8.0%)なども上位に入った。

ブドウは「シャインマスカット」が45.9%と圧倒的人気を集めた。「シャインマスカット」は韓国では「国産」という位置づけではあるが、元は日本が開発した品種であることを考えると、やはり日本品種への人気の高さをうかがわせる。
 

画像:韓国産シャインマスカット
 
韓国メディア・韓国日報はこのような状況について、「日本産品種自体が問題ではなく、農政当局の国産化の努力にも農家の認識の変化と呼応があまりなかったことが吟味されるべき部分である」とし、政府が日本産の対抗馬として2016年国産品種「サマーキング」と「サマープリンス」を開発・普及させたが、「しかし、これらの対応する品種を育てるという果樹農家は10%にも満たなかった」と伝えている。
 
画像:韓国果樹農家の選好度調査の報告書キャプション/農林畜産食品部
 
一方で、同紙は、イチゴに関しては2005年時点で国産割合が9.2%に過ぎなかったが、「雪香」(ソルヒャン)の人気で現在は国産品出芽94.5%にまで上昇していること挙げ、さらなる国産化努力を促した。しかし「雪香」も元は日本品種であることから、ここでも「国産の勝利」とは言い難いとみるべきか。
 
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