韓国捜査当局、ユン前検事総長を立件 野党有力大統領候補に打撃か

反与党を掲げる次期韓国大統領有力候補ユン・ソギョル(尹錫悦)前検事総長が当局から被疑者として立件されたと聯合ニュースが10日午後報じた。

高位公職者犯罪捜査処(公捜処=コンスチョ)が10日、いわゆる「告発けしかけ」疑惑と関連し、ユン・ソギョル前検事総長を被疑者の身分で立件したことが確認されたという。
 
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公捜処関係者はこの日、庁舎で記者たちと会い、「ユン元総長を昨日立件した」とし「容疑は職権乱用権利行使妨害、公務上の秘密漏洩、個人情報保護法違反、公職選挙法違反などの4つの」と明らかにした。

先立って公捜処捜査3部はソン・ジュンソン大邱高等検察庁人権保護管と国民の力(野党)キム・ウン議員を家宅捜索し、ソン検事のみ立件したと発表したが、このように訂正したという。

聯合ニュースによると、公捜処関係者は「現在、立件は(ユン元総長とソン検事)2人でそれぞれ4つの容疑が適用されている」とし「ユン元総長は今日の押収捜索対象ではない」と付け加えた。

嫌疑が事実であれば、ユン前総長には大きなダメージになる。ユン前総長は与党のイ・ジェミョン(李在明)京畿道知事と次期大統領選支持率で拮抗している。

「告発けしかけ」疑惑とはユン前検察総長が在任当時、最高検察庁が与党陣営の政治家に対する告発を野党にけしかけたという疑惑であり、その真偽を巡った報道が現在多くなされている。

公捜処は、大統領、国会議長、大法院長などの高位公職者の犯罪捜査を専門とする独立機関である。高位公職者が判事、検事等の場合には、起訴する権限も有している。公捜処の発足には、当時与党と対立していたユン検事総長(当時)は否定的だった。

 
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