韓国の腸詰工場の告発映像に波紋…虫、雨漏り、床直置き、注射針 販売中止・行政処分へ 

韓国の衛生当局は3日、国内14社が生産・流通させているスンデ(腸詰)製品計39点をリコールすると発表した。生産施設が清潔でないことや、アレルギー誘発物質原料を使用したにもかかわらず成分表示をしていない事例などが摘発されたことが背景にある。このうち一社(ジンソンフード)は製造工場の床に無数の虫が群がるなど、非衛生的な施設映像が報じられ波紋が広がっていた。
 
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韓国食品医薬品安全処(食薬処)は、スンデなどの製造施設が非衛生的に管理されているという情報を事前に入手し同社を抜き打ち調査した結果、「食品衛生法」「食品などの表示・広告に関する法律」「畜産物衛生管理法」などに違反していることを確認し、管轄官庁に行政処分と捜査依頼を要請したと3日明らかにした。
 

床に虫が群がる様子/KBS報道キャプション
 
ジンソンフードは他にも、アレルギー誘発物質である「カニスープ濃縮液」を原料として使用したにもかかわらず、製品にアレルギー成分を表示していなかった。工場の天井に水が凝結するなどの衛生基準違反も確認された。

ジンソンフードの不衛生環境については、国営放送KBSが先立って、内部映像を放映し告発していた。同映像には天井に凝結して解け落ちる水がスンデ生産ラインにそのまま降り注ぐ様子や、床に無数の虫が群がっている様子、汚れた床で冷凍原料を解凍する様子などが収められていた。ジンソンフードは心配をかけたことを謝罪しつつも、偏った報道であると反論していた。同社のスンデからは先月、注射針が発見され、この時も食薬処は行政処分を依頼しているとKBSは伝えた。

食薬処はこのほか14社もアレルギー誘発物質を表示せずに販売したとして摘発され、計39点の製品が販売中止され、回収となった。
 

天井から水が生産ラインに降り注ぐ様子/KBS報道キャプション
 
回収対象の賞味期限は、同日から来年11月1日の間の日付で生産された製品である。食薬処は該当食品を迅速に回収するように措置した。表示関連規定に違反した14の流通専門販売業者も管轄官庁に行政処分を要請した。

食薬処は、該当製品を購入した消費者は摂取を中止し、購入先に返品することを要請した。

また、食薬処はジンソンフードの食品製造・加工業(スンデなど)や食肉加工業(豚の頭など)に対する衛生評価の結果、作業場の洗浄・消毒及び防虫・防御管理など一部項目が不十分であるとし不適合判定した。
 

回収されたスンデ製品/食薬処
 
違反事項について管轄地方自治体が行政処分する。3ヶ月以内に再び点検し、違反事項の改善有無を確認する予定だ。

 
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「もうスンデは永遠に食べない…」

「うっ、食べたことがある商品だ…」

「ウエッ」

「全て回収しててめらの家族で食べろ。食べ物でふざける奴は身元公開して一生この仕事を出来なくしてやれ」

「中国の裸漬けキムチで騒いだけど我が国も変わらないじゃないか。ここまで虫が湧いても衛生調査もされなかったとは話にならない…」

「スンデでこの程度なら他の食品でも何か出るんじゃないか?」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
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