韓国の「日本を上回るフッ化水素開発」は虚偽だった 企業側が説明…投資家からは金融当局批判相次ぐ

  • 2021年11月24日
  • 2021年11月26日
  • 金融

日本の技術を上回る高純度フッ化水素を韓国企業が開発したとする報道が虚偽であることが判明した。何者かによって虚偽のプレスリリースがばらまかれたようだ。

23日、韓国の半導体素材企業であるラムテクノロジーの関係者は「去る22日にマスコミに配布された報道資料《超純度フッ化水素技術開発》と関連して当社は該当報道資料を作成、配布した事実がない」と明らかにした。続けて「配布主体と経緯は現在把握中」とし「外部において当社を詐称し該当内容を配布したものと推測される」と説明した。

これに先立ち22日、多数の報道メディアに「ラムテクノロジー、世界最高超純度の気体・液体フッ化水素を同時に生産技術開発!」という報道資料が配布されていた。同資料には「ラムテクノロジーが純度99.9999999999(15N)の超高純度フッ化水素を開発した」とし「該当技術は日本の技術力より選好する技術力」という内容が強調された。

報道を受けラムテクノロジーの株価は連日、上昇制限を超える高騰を見せていた。ラムテクノロジー株価は2取引日連続で上限値を記録し、19日に794億ウォンだった会社の時価総額は2日間上限値を通じて1341億ウォンへと68.89%急騰した。
 

ラムテクノロジーの企業ロゴ
 
前日配布された報道資料の内容は、かなりの部分が事実と異なることが分かったが、先月1日にラムテクノロジーが「超高純度フッ化水素」関連特許を取得したのは事実だった。すでに去る15日、ラムテクノロジーの四半期報告書に内容が盛り込まれた。

しかし、ラムテクノロジーが獲得した特許は「超高純度フッ化水素生産技術」に対する特許ではなく、「フッ化水素生産のための精製方法及び装置開発」に対する特許だった。すなわち、フッ化水素を直接生産するのではなく、フッ化水素を精製して半導体級フッ酸を生産することが目的となる。

また日本の技術力より先の純度99.9999999999(15N)のフッ化水素を生産するという内容も事実と異なる。ラムテクノロジーは「該当装置を通じてフッ化水素精製、半導体用フッ酸製品の単一金属不純物の濃度を1ppt(10兆分の1)以下に下げることが目標だ」と明らかにした。

虚偽報道であることが判明し、同社の株価は急降下したことから、これによって被害を受けた投資家からは金融当局の不手際を指摘する声も出ている。韓国のネット掲示板では「金融当局は何をしてるんだ?」「ちゃんと仕事してるのか?」などの批判が相次いだ。

 
この報道をみた韓国の投資家等からは

「これが韓国株式市場の現実…」

「反日国産化の現実では?」

「会社側もすぐに否定発表を出さず株が上がるだけ上がるのを見てからようやく動いたようにみえるんだが…」

「俺は昨日売り抜けたから大丈夫…こんな上がり方する株は早めに始末するのが吉…今日買い始めた奴らは大変だな…」

「金融当局は何をしてるんだ?」

「しかし、金融当局は仕事をしてるのかね?」

「金融委はよく税金で飯を食えるな」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
参考記事:韓国の国策研究機関「日本の半導体素材は世界最高の技術力と独占構造」「韓国はまだ依存する必要が」

参考記事:韓国紙「日本企業のフッ化ガス工場は許可、韓国企業は不可…」「国産化しても…販路も開けない」

参考記事:韓国紙「日本の輸出規制品を国産化しても住民が工場反対」「まるで罪人」