韓国産イチゴ「雪香」が日本産を「駆逐」していた 過去には日本産が約9割も品種「独立」

2005年には日本品種シェアが85.9%に達した韓国のイチゴ市場だが、現在では韓国産が大きく上回っていることが分かった。韓国が開発したとされる品種「雪香(ソルヒャン)」が立役者だ。
 
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3日、韓国農村振興庁によると、2021年の韓国産イチゴ品種の普及率が同国市場で96.3%に達したことが分かった。1年前の96.0%から小幅増加した。十数年前の2005年と比べると成長傾向が際立つ。当時は日本品種が9割近くを占め韓国産イチゴのシェアは9.2%に過ぎなかった。しかし「雪香」が普及し、2010年に60%を超えたあと、2015年には90%を突破していた。

生産額は1兆2270億ウォン(約1185億円)に達する。これは全野菜類生産額(11兆2000億ウォン)の10.9%を占め、金額基準でのシェアが最も高いなど、その存在感が高い。イチゴの栽培面積は5683haと調査された。

2020年のイチゴ輸出量は4823トンと集計された。金額では5374万7000ドルだった。2005年の440万6000ドルから12倍増加した形だ。主要輸出国は香港とシンガポール、タイ、ベトナム、マレーシアなどである。
 

韓国の高級イチゴ「雪香」
 
昨年は大韓航空機をチャーターして海外に運ぶなど海外での人気が高い。現在もシンガポールと香港向けに毎週「イチゴ専用機」が運航されている。

韓国産イチゴのほとんどは「雪香」品種である。2005年に開発され、日本の品種を「駆逐」した立役者だ。昨年は84.5%のシェアを占めた。独占に近い状況だ。

シェア2位は「金実(クムシル)」だ。慶南農業技術院で育成した品種だ。品種シェアは4.1%と集計された。

一方で日本産イチゴはかつて「章姫(あきひめ)」が多く栽培されていたが、2005年に33.2%を記録したそのシェアも、現在は3.6%まで縮小した。

ちなみに農水省(日本)の資料『国内育成品種の海外への流出状況について』によると、かつて日本の育成権者が韓国の生産社に許諾した「章姫」や「レッドパール」が第三者に流出し韓国で広く栽培されるようになった。2006年から2009年にかけて日本の育成権者と韓国のイチゴ生産者協会との間で協議が行われたが、許諾権料などの問題で折り合わず決裂。その後、日本品種をもとに開発された「雪香」が韓国品種として登録されたという。
 
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