経済協力開発機構(OECD)が韓国の今年の経済成長率見通しを従来よりも0.5%ポイント高い3.3%になると発表した。これは、韓国政府の予測値3.2%よりも高い水準となっている。政府は、OECDの韓国成長率上方修正の原因について、輸出・製造業の回復の流れや、世界経済回復などと分析している。
OECDは、韓国の経済成長率が昨年-1.0%を記録したが、今年は3.3%に反発するものと予想した。昨年12月に提示した見通しである2.8%より0.5%ポイント上方修正したものである。OECDが提示した今年の成長率は、韓国政府(3.2%)、IMF(3.1%)、韓国銀行(3.0%)などの主要機関の予測値と比較して最も高い水準だ。
韓国企画財政部は「最近、世界経済の回復、堅調な輸出・製造業の回復の流れ、追加補正予算案編成など、積極的政策効果などを反映して成長率見通しを上方修正したものと推定される」と述べた。
OECDが今回の成長率見通しを発表した主要20カ国(G20)のうち、今年の経済が新型コロナウイルス(COVDI-19)事態以前の水準に回復するのは韓国、米国など7カ国である。
韓国の昨年の成長率-1.0%は、G20諸国の中で、中国、トルコに続き三番目に高い水準だった。