スウェーデンの民間研究機関であるストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は15日に発表した「2020国際武器取引動向報告書」において、米国が過去5年間、全世界の武器輸出の37%を占め、圧倒的に1位を維持したと明らかにした。
レポートによると、2016〜2020年の5年間、全世界の武器取引規模は、前の5年(2011〜2015)より0.5%減少したが、米国の輸出は、同じ期間15%増加し、全世界に占める輸出シェアも32%から37%に増えた。
米国が過去5年間の武器を輸出した国の数は96カ国に上り、このうちほぼ半分の47%が中東地域だった。
また、米国が武器を最も多く輸出した国はサウジアラビアで、輸出全体の24%を占め、2位はオーストラリアの9.4%、3位が韓国の6.7%だった。
世界の武器輸出国2位はロシアで、全体の20%を占めたが、過去5年間の輸出規模は、以前の5年(2010〜2015)に比べ22%が減少した。
3位はフランス、4位はドイツ、5位は中国、6位はイギリス、7位はスペイン、8位はイスラエルだった。
韓国の武器輸出が世界9位であり、上位20カ国の武器輸出国のなかで、輸出規模が最も速い増加傾向を示していることが分かった。
2015〜2020年の5年間韓国の武器輸出規模は、以前の5年(2010〜2015年)比で210%も急増しており、この期間、全世界の武器輸出のシェアも0.9%から2.7%の増加に留まった。
報告書によると、2000〜2005年の期間と比較すると、韓国の武器輸出はなんと649%急増したことが分かっている。
また、この期間、韓国で武器を最も多く輸入した国は、英国で14%、フィリピン12%、タイ11%であった。
(参考記事:「韓国の世界1位輸出品は全69品目…日本と競合する製品多い」)