ドラマ「ヴィンチェンツォ」など、人気ドラマの製作会社であるスタジオドラゴン(253450)の第1四半期(1~3月)の実績が、制作したドラマのヒットと海外販売の好調により、急速に良くなっているとの分析が出た。ハナ金融投資は、スタジオドラゴンの目標株価を12万ウォンから13万ウォンへと8%上方修正し、投資の意見を「買収」に維持した。
2日、ハナ金融投資は、スタジオドラゴンの第1四半期の売上高と営業利益を1,328億ウォン(約130億円)、165億ウォン(約16億円)と予想した。前年同期比でそれぞれ10%、42%上昇した数値だ。
イ・ギフン=ハナ金融投資研究員は、「グローバルオンラインビデオサービス(OTT)の積極的な需給戦略により、ネットフリックスのほか、海外販売が急増し、業績が予想よりもはるかに急速に成長している」と分析した。
イ研究員は、「ドラマ《ヴィンチェンツォ》、《Mr. Queen》などが視聴率10%を上回り、ヒットに成功し、ネットフリックスオリジナルの「恋するアプリ2」、TVINGオリジナルの「あなたの運命を描いています」などが収めた実績も反映された」と述べた。
イ研究員は、「特に中国が主要売り先であるディズニーの韓国進出だけでも、中国OTTのテンションは高くなるしかない」とし、「中国OTT向けの売上を伸ばせる《ディズニープラスバタフライ効果》の恩恵を最も多く受けたのはスタジオドラゴンだろう」と展望した。
2日、スタジオドラゴンの株価は前日より0.60%(600ウォン)上昇となる9万9,800ウォンで取引を終えた。
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