韓国市内免税店からルイ・ヴィトン撤退報道を受け、関連株下げる…撤退は中国業者が原因か

ルイ・ヴィトンが韓国市内の免税店から撤退するとの報道が出ている。

3日、英国免税専門媒体「ムーディーデビッドレポート」(The Moodie Davitt Report)は、「「正確な日程は決まっていなかったが、ルイ・ヴィトンは、長い間、営業を続けてきた韓国を含む多く市内免税店から撤退する動きだ」と報じた。

これを受け、韓国の旅行業界関係者らはショックを受けていると同紙は伝えた。ルイ・ヴィトンは市内免税店から撤退する代わりに空港免税店に集中する計画だ。
 

(画像:ルイ・ヴィトンの韓国市内免税店からの撤退を報じたThe Moodie Davitt Reportの記事キャプション)
 
撤退説の背景には、中国の「代工」(Daigou=代理購買商)の存在がある。ムーディーデビッドレポートによると、ルイ・ヴィトンは、ブランド高級化のために「代工」中心のグループツアー対象の店舗ではなく、FIT(個人旅行)中心の店舗に集中する方針であるという。

ルイ・ヴィトンは、現在、ソウルに4ヶ所、釜山に1ヶ所、済州に2カ所など、計7つの市内免税店での店舗を運営している。

ルイ・ヴィトン撤退報道を受け、4日の韓国市場では、免税店を抱える新世界やホテル新羅、現代百貨店などの株価がそろって下落している。
 
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