MMORPG「リネージュ」の後継大作公開近づく…開発社が商標権特許出願 PS5などにも対応か

MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)の草分けである「リネージュ」の正式後継大作として「「ザ・リネージュ」(TL:The Lineage)の公開が近づいていることが分かった。

10日、複数の韓国メディアによると、「リネージュ」の開発社で韓国ゲーム会社最大手である「NCソフト」が「プロジェクトTL」の商標権を米国特許商標庁(USPTO)に出願したことが確認された。

「TL」はNCソフトが10年間で1000億ウォン(約98億円)以上の開発費を注ぎ込んだ大作ゲームとされ、来年に公開されるとの予想だ。

NCソフトは2月、米国特許商標庁に「TL」、「TL:ORIGIN」などの商標を出願した。プロジェクトTLは、NCソフトが2011年から「リネージュ」の知的財産権(IP)を活用して開発している大型MMORPである。

NCソフトは、2011年からPCオンラインゲームリネージュの正式後継作「リネージュエターナル」の開発に着手した。7年間で700億ウォン以上の開発費が投入したものの、2017年に開発を突然中断した。当時行われた非公開テスト(CBT)で既存のリネージュ利用者の多くは、ゲームのクオリティとコンテンツ不足などを問題視していた。

その後、NCソフトは開発チームを刷新し、新たに「プロジェクトTL」チームを設けた。TLは「ザ・リネージュ」(The Lineage)の略で、リネージュシリーズの後続作を意味する。

NCソフトは、プロジェクトTLをPCとコンソールゲーム機を同時にサポートする「クロスプラットフォーム」で開発しているという。PS5やXBOXに対応することになる。
 
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(写真:TLティーザー映像のキャプション)