韓国産イチゴの輸出が今年急増、東南アジアで人気…大韓航空機を輸出専用でチャーター

  • 2021年6月18日
  • 2022年11月21日
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韓国の農林畜産食品部(農食品部)によると、「輸出スター品目」として育成しているイチゴが新型コロナウイルスによる苦難の中でも前年同期(1〜5月の基準)に比べ輸出が24.7%増加(4900万ドル)したと明らかにした。

主要輸出相手国である香港・シンガポール・タイ・ベトナムなどへの輸出が好調だった。

農食品部、これら成果の背景として、航空会社(大韓航空)と業務協約を通じてイチゴの輸出専用の航空機を運航したことなどを挙げた。

農食品部は今年のイチゴの輸出目標を前年比20%増の6500万ドルを計画している。今年は特にプレミアムイチゴの生産を通じた高級化戦略により、主要輸出相手国の高級店やデパートなどのプレミアム市場を攻略する計画だ。

このため、まず、生産段階から優良苗の普及と増殖技術ノコンサルティングを実施しており、奇形率を下げるための実証栽培を完了し(5月)、全輸出農家を対象に、標準的な栽培技術マニュアルを製作・普及する方針だ。

農食品部は気温の上昇によりイチゴの品質が落ちる3月以降、収穫期間の延長と輸出イチゴの品位を保つことができるよう輸出統合組織の会員農家を対象に遮熱膜を供給しCO₂、ClO₂複合処理機を普及した。

また、プレミアム市場攻略のため、輸出相手国が評価する上位品種(メヒャン・クムシル・アルタキング)を中心にイチゴ試験輸出団地を構成し、サイズ・糖度・熟度などの品位基準を設け、これに合わせてイチゴを生産するための専門的なコンサルティングも毎月実施している。

輸出戦略も構想している。香港の場合、韓国産のイチゴは、高級から中低価型、在来市場まで幅広い消費層がいるのに対し、ベトナムでは韓国産イチゴの味と香りが優れているという評価からギフト需要が増加する傾向にある。シンガポールでは他国産(米国・オーストラリアなど)に比べて約10%ほど高価だが、人気が高く、オン・オフライン売り場で簡単に購入できるようにするという構想である。

農食品部のノ・スヒョン食品産業政策官は「イチゴは国内生産量比輸出量が3%未満で、今後の輸出拡大の可能性が高い品目」と明らかにし、「農食品部では、今後もイチゴがスター品目として輸出1億ドルを達成することができるように継続的な努力を推進計画」と明らかにした。