韓国セルトリオン社のコロナワクチン、欧州委員会の有望治療薬に選定

韓国の製薬大手セルトリオンの新型コロナウイルス抗体治療剤「レッキロナ(Regkirona)」が、欧州委員会(EC)から有望な新型コロナウイルスの治療薬として選ばれた。セルトリオンの広報サイトが伝えた。

ECは今回、欧州地域全体の患者を治療するための有望な新型コロナウイルス治療剤5つを選定して発表した。 ECが新型コロナウイルス関連の有望治療剤を選定して発表したのは今回が初めてだ。[1]

ECはセルトリオンの「レッキロナ」を含め、欧州医薬品庁(EMA)でローリングレビュー(Rolling Review、許可申請前の事前検討の手続き)中の抗体治療剤4種[2]と、市販されている免疫抑制剤1種[3]など、合計5つの治療薬を有望治療薬として選定した。
 

(画像:セルトリオンの「レッキロナ」=同社提供)
 
ECは今回の有望治療薬の選定と関連し、ワクチン接種が急速に進行している状況でも、新型コロナウイルスウイルスは消えておらず、安全で効果的な治療法が必要な状況であると説明した。また、有望な治療薬をさらに追加で確認し、欧州全域で使用可能な少なくとも3つの治療薬を10月までに承認し、年末までに合計5つの治療薬を確保するために努力する計画である。

セルトリオンの関係者は、「今回のECの有望治療剤選定は、欧州連合の専門家が客観的で科学的な判断により行われた結果」と「進行中のEMAローリングレビューに集中してレッキロナが欧州全域の新型コロナウイルス治療薬として活用されるように最善を尽くし、現在の拡散された変異ウイルスにも対応可能な、適切な治療薬の開発に専念する」と述べた
 

[1] COVID-19 Therapeutics Strategy:Commission identifies five promising candidate therapeutics、EC Press release、2021年6月29日(https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_21_3299)

[2]セルトリオンregdanivimab、リジェネロンcasirivimab / imdevimabカクテル、イーライリリーbamlanivimab / etesevimabカクテル、GSK / VirBiotechnology sotrovimab

[3]イーライリリーbaricitinib(自己免疫疾患治療剤)
 
(構成:KOREA ECONOMICS編集部)
 
(参考記事:「韓国製薬大手が英バイオ企業の筆頭株主に…昨年は武田薬品の一部資産を買収」)
(参考記事:「サムスンバイオ、mRNAワクチン原液生産設備を整備…モデルナとの提携受け」)
 
 
(キャプション写真:Pixabay)