日本のBEENOSグループが韓国最大級ECであるクーパン(Coupang)と業務連携したと発表した。
BEENOS 株式会社(東京都品川区)の連結子会社であるBeeCruise株式会社(以下「BeeCruise」)は、韓国最大級のコマースカンパニーCoupang(クーパン)と連携し、国内初の公式パートナーとして、「Coupang」を通じて日本企業の韓国への進出をサポートする。
Coupangは、韓国で急成長を続けるコマースカンパニー。優れた物流ネットワークを持続展開し、数百万個の商品を数時間以内に一年中発送できる技術革新の実現により、顧客満足度を高めている。Coupangは飛躍的な成長を遂げており、2010年の設立から10年あまりで、アクティブユーザー約1,480万人(2020年現在。前年比25.9%増)を抱える。2020年のCoupangの純収益は前年比90.8%増の120億米ドルに達した。(https://www.aboutcoupang.com/ko/) Coupangは、2021年3月にニューヨーク証券取引所に上場した。ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先の1つです。
BEENOSグループは、モノ・人・情報を「日本から海外へ」、「海外から日本へ」と双方向に繋ぐグローバルなビジネス展開を強みとしており、現在までに、台湾・東南アジア最大級のECモール「Shopee」、東南アジア地域最大級のECプラットフォーム「Lazada」などと連携し、日本とアジアのマーケットプレイスをつないでいる。
Coupangとの業務連携により、日本企業が韓国市場で新たにビジネスを始めることができる出店サポートをメニューとして追加するとBEENOSは明らかにした。韓国向けのプロモーションはソフトバンク株式会社とBEENOSグループが連携し企画提案していくという。Coupangは、日本企業の韓国でのビジネスチャンスを増やし、流通拡大を目指す。
国内向けECサイトを保有する企業は、BEENOSグループと連携することで、Coupangへの出店サポートサービスを受けることが可能となる。掲載する商品ページは「Coupang」の規則にのっとりBEENOSグループが翻訳、適正化し、現地の顧客からの問い合わせも対応する。商品データの登録連携および商品ページやカスタマーサポート、海外配送の運用代行を委託できるため、日本企業は既存のECサイトに特別なオペレーションを追加することなくグローバルセラーとして簡単にCoupang内に旗艦店の設置及び運用ができ、韓国のへの販売を行うことが可能となるとのこと。
(参考記事:「英富豪ロスチャイルドのRITファンド、韓国クーパン株がポートフォリオの66%に」)
(参考記事:「「クーパン日本法人が幹部ふくむ現地スタッフ採用開始」韓国紙報じる」)
(参考記事:「韓国イーマートが3,365億円でイーベイコリアを買収 ECシェアでクーパン抜く 株価も上昇」)