今年上半期(1~6月)の世界の企業買収合併(M&A)の規模が1兆7,400億ドル(約192兆円)達したとフォックスビジネス(Fox Business)が5日(現地時間)報道した。
フォックスビジネスは、金融情報会社リフィニティブ(Refinitiv)の分析資料を引用して、今年の上半期に、低金利と企業業績好調、活発な投資誘致をもとに、企業買収が関連集計を開始した1980年以降で最も活発となったとし、上記ように伝えた。
昨年上半期の企業買収の規模は5,117億9000万ドルで、新型コロナウイルス感染症大流行前の2019年上半期は1兆2,800億ドルであった。
専門家は、コロナ克服のための政府の景気浮揚策と社債を通じた資金調達の活性化などで、企業の流動性が増加したことが企業買収合併増加の背景であるとみている。また、500社以上に及ぶ企業買収目的企業(SPAC)の活動が活発になったことも買収増加の要因として挙げられている。
フォックスビジネスは、今後12〜18ヶ月程度は、企業買収が活発と専門家は見ていると伝えた。
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