韓国造船会社、マンガン鋼LNG燃料タンクの新溶接技術開発 コスト大幅ダウン

韓国機械研究院(KIMM)は、大宇造船海洋と共同で、高マンガン鋼液化天然ガス(LNG)燃料タンクの製作時間を大幅に減らすことができる溶接技術を開発したと22日、明らかにした。

高マンガン鋼は、低温でも既存の貯蔵タンク素材であるステンレス鋼と同等レベルの強度を持ちながら、製造コストが低く、次世代の貯蔵タンク素材として注目されている。

釜山機械技術研究センターの研究チームは、アーク溶接にレーザー技術を組み合わせることで、従来の溶接方法よりも堅牢で制作時間を10分の1に短縮することができるタンク製作技術を開発した。

アーク溶接は、溶接部の「溶け込み深さ」があまりに浅く広く作られているうえ、多量の溶接ヒューム(金属の蒸気が凝縮・酸化され作成された固体状微粒子)が発生するなどの問題があった。

レーザー溶接技術を利用すれば、溶接部が迅速に溶融され固まることから、接合面を簡潔にしながらも、高速で溶接することができる。

今回開発された溶接技術を適用した溶接部の断面は、関連する船級が要求する厚さ30㎜の基準を満たしていることが分かった。

機械研と大宇造船海洋はこの日、高マンガン鋼の燃料タンクの溶接・検査の自動化技術の開発のための業務協約(MOU)も締結した。

研究チームのイ・グァンヒョン博士は、「今後もマンガン鋼燃料タンクの実証制作のためのフォローアップ研究を推進する計画」であるとし、「韓国の環境LNG船の技術競争力を高めるのに寄与したい」と述べた。

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