文在寅大統領、韓国軍にAIなど新技術導入を指示

ムン・ジェイン(文在寅)大統領は4日、ソ・ウク国防部長官に対し、人工知能(AI)とロボット、無人偵察機などの新技術を国防に活用するように指示した。産業省(産業通商資源部)や科学省(科学技術情報通信部)などの関連省庁と協力して新技術の開発にも努力するよう注文した。

ムン大統領は同日、大統領府でソ長官をはじめ、合同参謀議長、陸・海・空軍参謀総長、海兵隊司令官などから国防懸案報告を受け、このように述べたとバク・ギョンミ大統領府報道官が明らかにした。
 
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ムン大統領は、「米国の場合、スプートニクショックがあったから月面着陸まで成功するほどの科学技術の発展を成し遂げることができた」とし「軍がAI、ロボットや無人偵察機など第4次産業革命の時代の新しい技術を国防に活用することで、軍の科学力を高め、産業通商資源部や科学技術情報通信部などの関連省庁とのコラボレーションを拡大し、新技術の開発にも努力せよ」と語った。

ソ長官は、「未来の科学・産業技術の発展のための国防の役割の向上」と関連し、第4次産業革命の新技術を軍に積極的に取り入れ、軍で無人偵察機などの産業を主導し、国内の民間産業の発展にも寄与したいと報告した。

ムン大統領は、「信頼される軍」についても強調した。最近、セクハラ事件と清海部隊のコロナ集団感染などで相次ぐ非難を念頭に発言したとみられる。ムン大統領は「韓国軍が本来の領域である安全保障と国防において、北朝鮮との軍事的衝突をせずに、韓半島の平和を維持してきたし、また、自然災害やコロナ状況でも多くの役割を果たしてきたが、近年ではいくつかの事件により、国民の信頼を失う大きな危機を迎えている」とし、「切歯腐心し、心機一転して、雰囲気を一新し、信頼される軍に生まれ変わることを望む」と語った。

猛暑期間の訓練についても、「猛暑に備えた訓練マニュアルが正しく実行されるよう、よく取りまとめてほしい」とし、「屋外トレーニングが可能な温度であっても猛暑の基準温度に近い場合は、訓練を保留したり、一定規模以上の訓練時には、緊急時に備えて、すぐに措置が行われるようにしたりし、猛暑時の必須警戒業務も入念に検討せよ」と指示した。

ソ長官は、猛暑による非戦闘損失を予防し、被害防止対策を強化する一方で、温熱患者発生時に迅速に初動措置すると報告した。 「空軍性暴力被害副士官事件」と関連しては、軍の性暴力専門組織を強化し、性犯罪被害者の2次加害を防止する一方、性犯罪被害者保護装置を設けて、軍の矯正施設の実態を点検して改善していくと報告した。

一方でソ長官は、韓米連合軍事訓練についてコロナ環境など現実的条件を勘案し、防疫当局と米国側と協議中であるとムン大統領に報告した。ムン大統領は「色々と考慮して、慎重に協議してほしい」と頼んだ。

韓米軍当局は10〜13日、16〜26日に危機管理参謀訓練(CMST)と連合指揮所訓練(21-2 CCPT)を行う予定だ。

金与正北朝鮮労働党副部長は1日の談話で、韓米軍事訓練の中止を要求している。
 
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(写真:青瓦台)