韓国の平昌冬季オリンピックで開・閉会式の総監督を務めた俳優兼演出家のソン・スンファン氏が、2020東京オリンピック閉会式を解説し、「韓国が文化芸術の面で、日本の先を行っている」と述べた。
ソン・スンファンは去る8日、韓国の国営放送KBSの 2020東京オリンピック閉会式の解説を務め、東京オリンピックの開・閉会式を見て感じた印象についてコメントした。
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ソン・スンファン氏は、「私たちの世代は、一生、日本に追いつくために努力した」としつつ、「しかし、今回、日本に来て感じたのは、今、私たちが日本にほぼ追いつき、文化、芸術面ではもう日本を先行しつつあるという自負心も感じる」と話した。
続けて、「オリンピックでプレーした韓国の若い世代には、早く日本を追い越して遠くまで行くような努力をお願いしたい」と述べた。
韓国メディアなどによると、ソン・スンファン氏は他にも、「私たちは平昌五輪の時、多くの曲を作曲して書いたが、東京オリンピックは既存の曲を編曲して多く使うようだ」、「日本が経済的に復興したのも周辺国の犠牲があったから」、「日本人同士だけの配慮と調和ではなく、グローバルに発展していってほしい」など発言している。
ソン・スンファン氏の解説について韓国のネットユーザーからは、
「先行とか追いつくとか…文化は多様なものだろ?」
「日本はまだ経済大国、軍事大国であるが、文化的には彼らだけの満足の中で抜け出せず淘汰されていく国のよう」
「あえて、他国の祝い事が終わる場所で、そんなこと言う必要があったのだろうか」
「文化、芸術、スポーツ、これらを政治と繋げるのはやめよう」
「閉幕式をずっと通して観た奴っているの?」
などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
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