韓国農家の鶏卵から有害成分が検出 「2万4千個がすでに首都圏に流通」地元紙

  • 2021年8月25日
  • 2022年11月21日
  • 産業

京畿道北部・揚州(ヤンジュ)市の産卵鶏農家から、人体有害成分が検出された卵約2万4千個が市中に流通してしまったことが分かった。地元紙などが報じている。流通された卵の多くは、京畿道内(首都圏)で消費された可能性が高いとみられている。
 
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24日、京畿道と楊州市などによると、揚州地域の産卵鶏農家(3万5千羽飼育)において17日に生産流通された卵の残留物質回収検査をしたところ、不適合抗生物質「エンロフロキサシン」(Enrofloxacin)が検出され、出荷禁止となった。京畿道は首都圏を中心に流通された問題の卵が約2万4千個に達すると推定している。

ただし、農家側はエンロフロキサシンの成分が含まれている抗生物質の投与自体を否定する状況であるとされ、正確にどのようなルートで禁止されている抗生物質を購入したのかは把握できていないようだ。

地元紙「京人日報」によると、関係当局は近くの農家に禁止抗生物質を使用したかどうかも確認していないとされ、「関係当局が安易に対処しているという批判を避けるのは難しいと思われる」と伝えた。
 

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京畿道と揚州市は一旦、農家で生産・販売された卵の販売停止と、返品するよう要請した状態だ。ただ、京人日報によると、「これも形式的な手続きであるだけで回収は事実上ないものと」と伝えている。

関係当局は、産卵鶏農家の卵の出荷を制限し、過料などの行政処分を検討中だ。これまで年2回の定期検査をしてきたという。

エンロフロキサシンは、2017年5月から産卵鶏農家で全面禁止された抗生物質であり、動物疾病の予防や治療に使われる薬剤である。家禽へのエンロフロキサシンの使用は治療効果不十分、公衆衛生上危害など複数の問題が提起されている。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「結局広がったか…一般人は知らなくても農家の方ですでに噂は聞いた。政府が鶏卵価格を下げないとこのような事件を生む…」

「すでに冷蔵庫に入っている鶏卵、どこの物か分かる奴いる?」

「もともと農家では飼料の半分ぐらい抗生物質食わせるの知らなかった?いまさら…」

「…正気か」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
 
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