韓国紙「日本が失敗したら喜び、韓国が成功すると有頂天」「悲劇の快感化は悲しい」

  • 2021年9月1日
  • 2022年11月21日
  • 政治

韓国紙が、日本の失敗を笑う韓国メディアやネットユーザーを批判している。

韓国の地方紙「大邱日報」は31日、パク・ウンソク韓国発酵酒教育研究院長の寄稿文『隣の牛を殺してください』を掲載し、他者のミスを喜ぶ風潮を戒めている。
 
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パク院長は、最近韓国メディアを賑わしているアフガニスタンの事態を挙げ、韓国が現地協力者など含む391人全員の救出に成功したのに対し、日本の救出はうまく進まなかったことに韓国メディアやネットユーザーが騒ぐ現象をして「シャーデンフロイデ(schadenfreude)」現象であると指摘。

パク院長は、これを「韓国が成功したと有頂天になり、日本は失敗したから、ざまあみろという認識」であるとしつつ、「仕方なく、残された外国人と地元の人々が多い。日本の失敗を訴え前に、彼らの安全をまず心配すべきことではないか」と批判した。

パク院長は自身についても、各国のコロナ感染者数をみながら、韓国よりワクチン接種完了率が高い先進国において再び感染者が増えるときに、心の中で「邪悪な楽しさ」が浮かぶ時があるとし、シャーデンフロイデ現象は人間の普遍的情緒であり、誰もが一度は体験する心理だとしつつ、それが目立つ最近の世相を危ぶむ。
 

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例として野党・国民の力のユン・フィスク議員が土地投機疑惑から自主的な議員辞職と大統領選挙予備選への不出馬を発表したが、本来であれば「責任を負う政治、恥を知る政治」という好評に繋がるところを、与党支持者はさらに追及すると指摘する。

パク院長は、過去には誰がみても醜いことをした人が不幸になったときに使う慶尚道の方言「コバンチダ」という言葉が最近では変わったとし、「正義か、あるいは不条理に関係なく、理念的に自分が支持しない政党や人物が苦境に陥いっても、《コバンチダ》とする」とし、それさえも良い方で、「最近では、相手の不幸を遠慮なく喜ぶ。遠慮なく嘲笑するまでする」と嘆いた。

パク院長は、ロシア民話を取り上げ、金持ちの家の隣に住む貧民が、金持ちの家の牛を羨望しつつ、紙にその牛を殺してほしいと祈ったことを「他人の不幸を楽しむ代表的な心理だ」と伝えた。

その上で、「他人のミスや間違い、悲劇を見て快感に思い、これを特筆する人が増えるのは大きな悲しみである」とし、「これ以上、隣の牛を殺したい人を作ってはならない」と戒めた。
 
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