韓国のサイバー外交使節団を名乗る市民団体「バンク」(VANK)は15日、中国が韓国の歴史、領土、文化を歪曲しているとし、それに対応する専門サイト『ナンセンスチャイナ』(nonsense-zh.prkorea.com)を開設した。
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同サイトは、万里の長城や、中国の東北工程、文化工程などへの反論や対策、呼びかけなどで構成されている。先月には『ナンセンスジャパン』というやはり歴史歪曲への反論サイトも開設している。
『ナンセンスチャイナ』では、万里の長城について、中国政府が万里の長城の範囲を恣意的に拡張しており、高句麗の当時領土や、現在の朝鮮半島の内部にまで広がっていたと海外に広報していることを歴史歪曲として批判しており、それへの反論や対策呼びかけなどを行った。
高句麗の領土が中国の領土であったする「東北工程」や、韓服、キムチ、朝鮮舞踊などが中国の文化に起源があるとする「文化工程」についても歪曲であると反論している。
バンクは、「私たちができること」として、世界最大の請願サイトに投稿したグローバル請願や中国の歴史歪曲告発ポスターや映像などを紹介しており、海外サイトで中国の歴史歪曲を見つけた時に是正することができる具体的な方法なども掲載した。
パク・キテ=バンク団長は「このサイトを利用して韓国人一人一人を《民間外交官》にし、中国の歴史歪曲に積極的に対応することができたら良いだろう」と述べている。
バンクは歴史問題について積極的な広報活動を行っており、過去には日本の松下村塾が朝鮮半島侵略の起源になったとしユネスコに告発したり、米教科書が韓国を日中の文化圏にあったと記述したことに対し是正要求をしたりしている。先
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