全羅北道の益山市は15日、年内に梨500 t、台湾、カナダ、ベトナムなどに輸出すると明らかにした。
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現時点で、台湾に136t、カナダに14tなど計150tが出荷されており、残り350tほどがこれら国とベトナムなどに追加で輸出される予定であると説明した。
輸出される品種は、益山帯で生産された「ウォンファン」、「ファサン」、「シンゴ」などの梨品種だ。このうちシンゴは日本品種である。ウォンファンとファサンは韓国において交配などで開発された国産品種だ。
益山では、今年69㏊の果樹園で1,200 tの梨が生産される見込みである。益山の梨は品質が高く、毎年500〜600tが輸出されている。
市の関係者は、「国内価格の安定と農家の所得増大のために輸出を着実に拡大する計画だ」と語った。
農業当局などによると、韓国で栽培される梨品種はこれまで約8割が日本の「シンゴ梨」であったとされる。農業メディアなどによると、韓国の国立園芸特作科学院は既存の国産品種以外にもシンゴを代替する品種を模索し、そのような戦略品種として開発された「シンファ」も昨年から他地域で本格出荷されている。
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