米韓国系飲食店にヘイト文書が配達 「司法機関を詐称した手紙であり深刻」

米シカゴで韓国人への人種差別に満ちた文書が韓国系飲食店などに届き、その文書が司法文書を巧妙に装っていることから現地社会に衝撃を与えているようだ。
 
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シカゴ移民者保護教会や韓国メディアによると、同地の韓国人レストランに20日、人種差別と嫌悪の内容が書かれた郵便物が配達された。

9月14日に作成されたこの手紙は、有色人種と性少数者への嫌悪の表現で始まり、コロナウイルスを「Kung Flu」とし、アジア嫌悪感情を記した。 「Kung Flu」は、トランプ前大統領が用いた表現で代表的な人種差別発言だ。

また、歓迎されないアジア系のレストランの営業を中断しなければギャングの攻撃を受けることになるという脅迫と共に、文末には、自分たちが法そのものであり、警察や裁判所から何の助けも受けられないという内容が含まれていた。

この手紙は、裁判所の文書形式と裁判官の名前まで盗用していたことから深刻に受け取られている。「裁判所の命令」(Court Order)というタイトルにもと、上部には実際に飲食店がある管轄裁判所の住所が、メールの下部には当該裁判所の担当判事の署名まで記されていた。

保護教会が裁判所に問い合わせた結果、公式の書類ではないとの返答を得たという。現在、警察が捜査に乗り出し、飲食店近くのパトロールも強化したとのこと。

シカゴ移民保護教会のソン・テファン牧師は、「より深刻な問題は、この手紙が司法機関を詐称しているという点」であるとし、「実際の裁判官の名前を盗用し、裁判所のフォームを操作したことから、明らかな犯罪行為に該当する」と述べた。

このような郵便物は、他の地域でも相次いで発見されたとされ、アフガニスタン移民の飲食店でも被害があったと伝えられた。

ソン牧師は「これは明らかに人種嫌悪犯罪に該当する」とし、「まずは発信者を見つけるための努力に加えて、韓国人/アジアコミュニティレベルでのこのような人種嫌悪と脅迫が再び発生しないように積極的に対処していかなければならない」と注文した。
 
(写真:シカゴ移民者保護教会フェイスブックサイト)
 
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