中国外交部、韓国有力大統領候補の核兵器配備公約を批判 「核問題を利用してる…責任ある行動ではない」

中国外交部が韓国次期大統領選候補の発言を批判した。
 
参考記事:韓国外相が中国擁護「反中ブロックは冷戦思考」「中国の声を聴く努力を…20年前とは違う」
 
韓国最大野党「国民の力」所属で次期大統領有力候補であるユン・ソギョル(尹錫悦)前検事総長が、外交・安保分野の公約として、米国への戦術核配置を要求すると発表したことについて、中国側が噛みついた形だ。

趙立堅中国外交部スポークスマンは23日の定例会見において、「韓国のある大統領選候補が当選すれば、米国に重要武器の配置を要求するという発言をどう思うか」という質問に対し、「韓半島問題における中国の立場は一貫して明確である」と述べた。

趙報道官は「韓国の政治家が朝鮮半島の核問題を利用して述べることは、責任ある行動ではない」と批判した。
 

画像:ユン・ソギョル(尹錫悦)元検事総長
 
この日の会見で趙スポークスマンは、ユン元総長の名前こそ出なかったが、ユン元総長がこの前日に外交安保分野の公約を発表していたことから、ユン元総長を指した可能性が高い。ユン元総長は国民の安全が脅かされる場合、米国の戦術核配置と核共有を強く求めると発表していた。

ユン元総長は、韓米間の大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機など、米国の核兵器戦略資産展開協議の手続きをし、定例的な核兵器の運用演習など、北朝鮮の核・ミサイル能力を抑制するのための韓米協力の強化も公約した。

ユン元総長と中国外交部の確執は7月に遡る。ユン元総長は、7月15日のメディアインタビューにおいて、「水平的対中関係」を唱え、「(中国が)サード配置撤回を主張するなら、自国の国境近くに配置した長距離レーダーをまず撤退しなければならない」と主張した。

これに対し、シンハイミン(邢海明)韓国駐在中国大使は韓国メディアへの寄稿文において、中国のレーダーは韓国の脅威にならず、朴槿恵政府が当時配置したサードは、中国の安全保障の利益と両国間の戦略的相互信頼を壊すと主張した。

この主張に韓国外交部が内政干渉であると問題視したが、中国外交部側は、外交官が自国の主張を展開するのは当然のことであると撥ねつけている。
 

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「中国がなぜ口出しするのか?文政権に頼まれたのか?」

「ユン元総長が正しいと奴らが教えてくれるのさ」

「ユン・ソギョルは人物だな。中国がわざわざ牽制するぐらいだ…」

「北の核は責任ある行動なのかよ?」

「お前らが中国西岸にズラッと並べている中距離ミサイルは、あれは何だ?」

「ユン・ソギョルを選ばなければならない理由がまた増えたな」

「戦術核大歓迎」

「ユン・ソギョルに興味無かったが、中国が批判するので応援したくなった」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 

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