韓国産ラーメンが、台湾のラーメン市場を席巻している。現地人気トップ10に農心(ノンシム)と八道(パルド)、オトゥギの3社製品がランクインした。台湾製品は6社、日本製品は1社がランクインしている。
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24日、台湾インボスデータ(invos Data)が発表した「8月のブランド別総合販売上位20」において、農心の「辛ラーメン」は3位にランクインした。辛ラーメンはスーパーマーケットの販売順位では1位を記録している。韓国紙も報じた。
農心はコロナ対草としてオンラインでの販売も拡大しており台湾市場での立地を強めている。辛ラーメンは4月にランキング1位になったこともある。
八道は6位だった。八道も海外事業を強化しており、台湾現地でも販売店舗が増えていると韓国紙は伝えている。
9位に入ったオトゥギも中華圏や東南アジアを中心に善戦している。同社は昨年、中国、台湾、香港など中華圏で200億ウォン(約19億円)に達する売り上げを上げ、前年比60%以上の成長率を記録した。ベトナムでも攻勢をかける。
韓国メディアなどによると、台湾では最近、ドラマなど韓国文化への関心が高まっていることが影響しているようだ。
トップ10のうち6社は台湾メーカーの製品だった一方、5位には日清のカップヌードルがランクインした。
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