
日本のゴルフウェアが韓国で好調だ。不買運動でユニクロが低迷するなか、日本製と分かっていても人気のようだ。
参考記事:韓国紙「不買運動時、日本車は些細な違反でも通報された」「今は現代車を不買しろとの声が…」
朝鮮日報は28日、『日本製は買わないって?ゴルフスーツは別…パーリーゲイツ史上最大売上』というタイトル記事を掲載し、「パーリーゲイツ」の人気を伝えている。
韓国ではコロナ下でゴルフ人気が高まり、人口にして515万人、2017年比で33%も競技人口が増えたとされる。ゴルフを楽しむ若者が増えたこともあり、デザイン・ファッション性が優れた日本産ブランドが好評を博しているようだ。
朝鮮日報によると、あるゴルフ入門者は、機能性に集中した韓国製のゴルフウェアを買うのはためらうが、日本ブランドは普段着でもきれるとし、「ユニクロの服は買わないが、ゴルフウェアだけ放棄できない」と述べたという。
日本のゴルフウェアブランド・セントアンドリュースは、今年上半期の売上(120億8090万ウォン=約11.3憶円)だけで、すでに昨年の年間売上高を上回っている。朝鮮日報によると、一着数万円の高価格帯の服でも探しに来る客が絶えないとのこと。
2009年の国内に進出した日本のゴルフ服ブランド「パーリーゲイツ」も、今年上半期だけで535億ウォン(約50億円)の売上を上げ、前年同期比24%以上増加した。
同じく日本ブランドの「MARK & LONA」も人気ようだ。今年上半期時点で売上高が前年同期比66%増加した。
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、
「これが現実だ。何の考えも無い奴らが国粋扇動に踊らされているんだ…」
「ノージャパン叫んだ奴らをみると、日本製がほんと好きなんだよな。ダブルスタンダードな奴ら」
「日本製品が良いと言って買う自由を抑圧する奴らは何なのか?…」
「果たしてこれだけだろうか。釣り用品、工具類、台所用品、キャンプ用品、自転車部品は言わずもがな、完成品でも重要な部品は日本がほとんど。日本に勝つ道は不買ではなく、品質の向上だけ」
「良いものは中国産でも日本産でも着るさ…」
などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
参考記事:イースター航空が売却、108億円で韓国ゴルフ場運営企業に…日本などからゴルフ客誘致へ