メキシコ政府が韓国製ラーメンを成分表示違反などを理由に回収(リコール)すると発表した。
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メキシコの連邦消費者保護庁(PROFECO)は4日(現地時間)、33のインスタント麺製品の品質調査結果、9メーカーの12製品、合計12万9千937個を市場から回収すると発表した。
12製品の中には「チーズプルダック焼きそば」や「オトゥギラーメンチキン味」、「辛ラーメンカップラーメン」など韓国製品も含まれた。
PROFECOは、「チーズプルダック焼きそば」の場合、スペイン語で「辛いチーズ味の鶏肉ラーメン」と表記しておきながら、実際の表記成分上は「加工チキンフレーバーパウダー」と「加工鶏肉の味」だけ含有されていると指摘した。鶏肉ラーメンなのに鶏肉が無いとの指摘だ。
包装イメージとは異なりニンジンが含まれていないことが指摘されたのは「オトゥギラーメン」だ。海外向けの「オトゥギラーメン」は、梱包イメージにはニンジンが描かれているが、実際には入っていない点が問題となった。「辛ラーメンカップラーメン」は、栄養情報が正しく表記されていない点が問題視された。
リカルド・シェフィールドPROFECO庁長は前日の午前、記者会見において、関連回収内容を説明しながら、「チーズプルダック焼きそば」を例に挙げて、「鶏肉の痕跡すらない。鶏肉を口を触れさせただけの時よりも(鶏肉の含有量が)少ない」とし、「欺瞞広告」との厳しい表現を使った。
KOTRA(大韓貿易投資公社)メキシコシティ貿易館は、「PROFECO発表後ウォルマートなど大型流通業者は、その製品を棚から取り除いた状態」とし、「表記の改善等を経て、販売を再開する案を協議していることを知っている」と伝えた。
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、
「メキシコナイス。我が国もベンチマークしろ」
「鶏肉ラーメンと表しながら鶏肉が無いとは…これは笑う所か?」
「鶏肉味ラーメンと改名して再度輸出しろ」
「…なぜわが国ではこのようにこのように不法と欺瞞を取り締まれないのか…」
「この論理で行けばノグリ(たぬき)ラーメンや長崎チャンポンも回収だなw」
などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
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