韓国議員「中国の梨や柿が韓国産と偽り東南アで販売」「ブランドに悪影響」 品種は日本?

  • 2021年10月14日
  • 2022年11月21日
  • 通商

タイやベトナムなど東南アジア諸国に輸出されている韓国産の果物だが、韓国産と偽った中国産が現地で幅を利かせていることが分かった。一方で、現地韓国当局がこの実態を把握できていなかっとし矢面に立たされている。
 
参考記事:韓国紙「シャインマスカットは日本が開発し、中国に流れ、韓国が大ヒットさせた」「世界的成功神話」
 
13日、韓国国会の農林畜産水産委員会に所属するソ・サムソク議員(与党)農水産食品流通公社(aT)から受け取った資料によると、梨や甘柿など中国産の果物がハングルで表記されたボックスに入れられベトナムやタイなどの東南アジア諸国に輸出・販売されていることが明らかになった。梨の場合、中国産は韓国産の25〜30%台の価格で売られ、甘柿は20%水準の低価格で販売されていた。韓国各紙も報じた。
 

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ベトナムの貿易統計によると、ベトナムが輸入する梨11万トンのうち93%が中国産である。aTの調査によると、中国がベトナムに輸出する梨のうち30〜40%ほどがハングル記入の農産物ボックスの形で包装されていると推定されている。ベトナムへ輸出される韓国産農産物が年間3,300トンであるため、単純計算で、韓国産の輸出量の10倍以上が中国産の偽装果物であるとみられている。

このように東南アジアで中国産農産物が韓国産として大量に売られているにも関わらず、韓国の担当機関がこれを把握できていなかったことも明らかになった。ソ議員室によると、このような実態を把握して対処を指示したのがaT所属のベトナムやタイの駐在員ではなく、昨年現地に出張して行った農林畜産食品部長官だったことが分かった。また、aTは、昨年以前の状況に関するデータの確保もできなかったことが分かった。

ソ議員は「現地の状況を把握して対処方案を作らなければならない海外駐在員が現況把握もできず、報告もきちんとしていなかったのは深刻な問題」であるとし「中国産の模倣品は、国内農家の所得はもちろん、国家ブランドイメージにも否定的な影響を及ぼしかねない」と批判した。

ちなみに韓国の梨や甘柿は日本品種にものが多い。梨は「シンゴ」などに日本品種が8割、甘柿も日本の「次郎柿」などが約9割を占めていると韓国農業メディアなどでは度々伝えられる。韓国産品種の栽培や輸出も行われているが、輸出の相当程度は日本品種のものが含まれていると推定される。今回問題となった中国産の品種は今のところ不明だが、柿に関しては日本品種が中国品種を人気で圧倒していると伝えられる。
 

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「理由はどうあれ駐在員を切れ…」

「とにかく中国は何でも真似るなあ…」

「農家が生きてこそ国が生きる。ちょっとは気を遣え」

「…何でも優れたものは自らが起源と主張する…」

「良い仕事をしました」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
参考記事:韓国紙「ベトナムは韓国産シャインマスカットが人気」「しかし中国産が15分の1価格で販売開始…」

参考記事:韓国地方市、日本種含む梨500トンを海外に輸出 「着実に拡大する計画」

参考記事:韓国が甘柿も国産化、これまで日本産が9割 「偏重栽培を解消する」自治体