中国紙「韓国ロケットは70年代の中国技術に満たない」「あと15年以上かかる」

  • 2021年10月22日
  • 2022年11月21日
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韓国の宇宙ロケット「ヌリ号」(KSLV-II)が22日に発射されたことについて、中国官営メディアが専門家の発言を引用して、自国の1970年代にも満たないと評価した。
 
参考記事:韓国紙「ロケット開発で韓国は米から屈辱的制限」「能力向上を再三求めるも却下」
 
中国の航空宇宙専門家である黄志澄氏は22日、中国環球時報とのインタビューにおいて、「ヌリ号の登場は韓国航空宇宙産業の発展に大きな助けになるだろう」としながらも、「ヌリ号の技術水準が先進的であると見ることができない。世界の主要航空宇宙大国の運搬ロケットともまだ差がある」と主張した。

それとともに、「ヌリ号の総合的なレベルでは、中国初の人工衛星である「東方紅1号」を搭載した運搬ロケット「長征1号」のレベルを超えた」としつつも、「しかし、ヌリ号の全体的なパフォーマンスは1970年代に製作された長征2号にも満たない」と主張した。長征2号は2.4tの重量を200~400㎞の軌道まで送ることができる2段階運搬ロケットである。

続けて「韓国は、液体エンジンを使用したが、高圧アフターバーナーの技術を使用していなかった」とし「このようなエンジン技術を習得するには長い時間がかかり、通常15年以上必要である」と述べた。
 

画像:韓国大統領府が配布したヌリ号の発射写真/”我々は誰の力も借りず宇宙発射体技術を我々の力で開発しました。遠くないうちに宇宙強国たちと肩を並べるだろう”との文言が記されている
 
また、彼は「韓国のロケットを少し変えれば大陸間弾道ミサイル(ICBM)になることができる」とし「これは韓半島の軍事情勢を変えるので、北朝鮮をはじめとする世界各国の反応を注目する必要がある」と付け加えた。

ICBMとの技術近接性に関しては、朝鮮日報(22日)も言及している。同紙は「韓国が独自に開発したヌリ号の打ち上げに成功し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術まで確保したという話が出ている」とし、「宇宙発射体とミサイルは推進剤を燃焼させて推力を得る方式であるという点で同じである。先端に衛星を乗せれば宇宙発射体、弾頭を搭載すればICBMと呼ばれる」と説明した。

ただし、ヌリ号の燃料が酸化剤の液体酸素であることを挙げ、管理や発射準備が簡単な固体燃料ではないことから、軍事用には不向きであることにも触れている。

環球時報の報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「70年代の技術にも満たないとは…」

「まず研究をスタートしただけだ…」

「追いつかれるかと心配なんだろう…なぜ韓国にこんなに劣等化を持つのか…」

「50年以上の技術格差となると少し深刻だね。海外の技術者を招聘し、開発人材や投資も増やさないと」

「お前らに技術があるとでも?全部盗んだやつだろ」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
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