中国の「裸漬けキムチ」に続く「踏んづけ唐辛子」で韓国大騒ぎ 当局「あれは食品ではない」

裸の中年男が白菜を漬ける映像で韓国に強烈な「トラウマ」を残し、対中国キムチ輸入量が急減するなど大きな影響があった「裸漬けキムチ」騒動だが、今度は裸足で唐辛子粉を踏んづける中国の女性の姿が公開され、再び韓国に衝撃を与えた。
 
参考記事:韓国のキムチ輸入がさらに減少 中国「裸漬けキムチ」余波続く 起源論争など「場外戦」も
 
去る20日(現地時間)、中国や韓国メディアによると、Tok-tokに中国の調味料製造工場と推定される場所で撮影された映像が投稿された。

同映像では、手袋や長靴、帽子など衛生服を着用していない女性が唐辛子粉のようなものを踏んで笑っている姿だった。映像を撮影した人と会話も行っていた。
 

Tik-Tokに投稿された当該映像キャプション
 
映像は、工場の従業員が撮影したものであることが分かった。現在は削除された状態だ。映像にあったものが韓国に輸入されるかどうかも不明だが、映像を見た韓国のネットユーザーたちからは強い反応があった。「中国が中国らしいことをした」「見るだけで嫌だ」「中国という国は本当に衛生観念がない」などのコメントがネット掲示板などに投稿された。

これに先立ち、今年3月には、中国産キムチが作られる過程がオンラインで拡散し大きな議論となった。同映像には、裸の中年男が漬け物の「池」に入り、ショベルカーに白菜を移す様子だった。中国産キムチに少なからず依存していた韓国だが、この映像一本で国が大騒ぎになった。対中国キムチ輸入量は急減し、街の飲食店では「うちは国産キムチを使っています」とアピールする必要があるなど、人々は中国産キムチに対して強い忌避感を持ったのである。

さらに、キムチは実は中国の「包菜」(パオサイ)が起源であるとの「中国起源論」が中国で浮上したこともあって、忌避感に嫌悪感まで加わり、中韓のキムチ関係は最悪となった。
 

白菜を裸で漬ける中国人男性の動画
 
このような経緯があったからなのか、今回の「足ふみ唐辛子」は韓国ネットユーザーの早とちりがあったようだ。韓国の食品衛生当局である食品医薬品安全処(食薬処)は22日、同映像について報道声明を出し、当該物質が唐辛子ではなく、食品でもなく、韓国に輸入もされないと説明した。

食薬処は「映像の中の原料はパリポリフィラ(Paris polyphylla・ハーブの一種)の実であると推定される」とし「この原料は国内では食用不可原料であるため、食品として輸入されることはない」と明らかにした。続けて、「中国でも実を足で踏んで皮を除去し、それを種子として使用することが知られている」と説明した。

政府当局が他国のSNS映像一つにこれだけ素早い対応をするのも異例だが、韓国社会の「パニック」を恐れたのかもしれない。
 

食薬処の説明をみた韓国のネットユーザーからは、

「中国産無しに生きる国民運動を始めて20年計画で脱中国しましょう」

「…左派政権なのに信じられるか」

「検証も無しに無条件に中国産唐辛子と騒いだメディアが一番の問題だ…」

「これが輸入されないとどう確信しろと」

「葡萄酒も踏んで作るのに…葡萄酒は平気なのか?w」

「馬鹿な奴ら、唐辛子をあのように裸足で踏みしめれば皮膚がやられる」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
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