韓国紙「政府が日本の《歴史歪曲》を助ける…日帝兵器工場跡を破壊」 日本人教授「重要施設…日本も保存」

日本の侵略の証拠を留めるため活動する日本人研究者のインタビュー記事を韓国左派系紙が伝えている。同研究者は、韓国が自らそれら証拠を消そうとしていることに警鐘を鳴らす。
 
参考記事:韓国紙「マーベル新作は歴史歪曲…日本への原爆投下を悲しむシーン…」「戦犯国の視点で描いた」
 
京郷新聞は先月31日、『日帝侵略証拠守る日本人”韓国はなぜ自ら証拠を破壊するのか”』を掲載し、キクチミノル中国河北外大教授のインタビュー記事を掲載した。(氏名漢字は不明)

同紙は、「明るい歴史は浮き彫りにし、暗い歴史を隠したいのは民族国家の宿命だ。国民に自国の歴史に誇りを持たせることが国家存立と直結するからだ」としつつ、「ただし、このような作業を周辺国との摩擦も考慮せず推進することを私たちは《歴史修正主義》、《歴史歪曲》と呼ぶ。政治圏を中心に右傾化している日本は、該当事例の代表的国家として位置づけられている」と述べた。

キクチ教授は、同氏の書面インタビューに対し「日本人が他の国を侵略した事実を忘れてはならない」としつつ、まず「日本人の戦争記憶が韓国、中国と違う」という客観的事実について触れている。曰く、韓国人であれば日本に植民地統治されたことや強制動員、慰安婦問題などが、中国人なら満州事変やそれに続く侵略戦争が思い浮かぶが、日本の場合は米軍の本土空襲や沖縄戦、ガダルカナル島の戦いやシベリア抑留など被害の記憶が優先され、加害の記憶が良いことを指摘した。このような記憶の違いは国家レベルの討論会などをしても中々埋まらないという。
 

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キクチ教授は、「悲劇を繰り返さないためには、戦争の実状を次の世代に正確に伝える方法が必要である」とし、そのために《戦争記憶》が刻まれている日本各地と海外の《戦争遺跡》を保存する活動に長らく従事してきた。実際、中国東北部に数多くの戦争遺跡が残っており、出土した遺物は中国の文化財として博物館に展示されている。東南アジア各国にも日本軍による現地住民虐殺の追悼碑があるとキクチ教授は伝えた。

その上で、「戦争遺跡は近代日本の歴史とアジア各国の歴史を把握するためになくてはならない遺跡だ」とし、「歴史を加害と被害の両面から見て、アジア全体の動きの中で悩むことができるようにするのが戦争遺跡だ」と説明している。

日本でも数多くの戦争遺跡に指定されたが、「広島原爆ドームに代表される被害遺跡については積極的に調査と保存を進めてきたが、加害に関する遺跡、例えば当時、朝鮮人や中国人の強制動員証拠である地下工場に対しては対応が消極的な状況だ」とキクチ教授は指摘する。

キクチ教授は、韓国仁川にある旧日本陸軍造兵廠(ぞうへいしょう:兵器工場)が撤去される危機に置かれているがどう思うかという京郷新聞の質問に対し、「仁川造兵廠は日本の侵略戦争を知らせる主要な証拠だ」とし、日本でも造兵廠の一部が保存されていることを挙げ、「そんなに簡単に破壊してしまえば、韓国の次の世代に侵略の歴史をきちんと伝えるのは難しくなるのではないか。日本人が他の国を侵略した事実を忘れないようにするためにも、このように重要な施設は必ず保存しなければならないと考える」と指摘した。

キクチ教授は、「造兵廠のような建物を残し、韓日両国の次の世代が戦争の惨状について共に勉強し、最終的に和解を成し遂げるきっかけとして使えたらいい」と述べている。

京郷新聞は、「問題は日本の《歴史歪曲》を助けるのが《韓国》かもしれないという点だ。政府機関が先頭に立って日帝占領時の証拠を調べもせず、破壊しようとするのが現実だ」とし、その代表的な事例として仁川日本陸軍造兵廠の件を挙げた。

 
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「韓国には各所に親日派が留まっているから…できない」

「歴史を忘れた民族に未来はない」

「韓国は日本と(再び)戦争するだろう。壬辰戦争が1次、2次が韓日合併で36年の恥辱をみた。その後遺症は今も続く。やらなければまたやられる」

「キクチ教授は日本の良心の一人。我が国の公務員や教授を恥ずかしく思う」

「日本に植民地にされるまでに朝鮮は何をしていたか?開化することも出来たのに、誰のせいで機を逸したのか?…」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
参考記事:韓国紙「米国は日本の破廉恥な後ろ盾に…植民地時代を連想」「国際法は帝国主義の産物」

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参考記事:韓国市民団体が独博物館に抗議「韓国展示が日本や中国より小さい」「日本の植民地主義を代弁」