韓国の小学生が描いたとされる複数の「反日ポスター」が話題となり、韓国では賛否両論の騒ぎになったが、中国でも話題になっているようだ。
参考記事:韓国で小学生の反日差別ポスターに意見殺到 「誇らしい」「与党が反日するから」
中国国営メディア環球時報のインターネット版「環球網」は最近、韓国オンラインコミュニティに公開された韓国小学生たちの当該ポスターについて「韓国小学生の反日画」というタイトル記事で18日に報じた。
該当ポスターは韓国のあるオンラインコミュニティ掲示板に公開されたものであり、韓国の小学生が学校で描いたとされる数十枚の絵である可能性が高い。これらポスターには激しい反日情緒が現れており、刀で日本列島を刺したり、国旗を侮辱したりするなどしており、韓国国内でもその暴力性が度を超えているのではないかという批判が出る一方、これを肯定的に捉えるコメントも出ていた。
一方、該当ポスターが報道されてから、中国のネットユーザーの間では、韓国の子供の反日感情に注目するコメントが広がった。度を超えているという指摘がある一方、この絵に学ぶべきだという意見も出ている。
あるネットユーザーは「韓国における日本人への憎しみは想像を超えている。日本は中国に侵攻したが、韓国には植民地支配を行い、同化スタイルをとった」と発言した。
あるネットユーザーは「同じように日本が韓国と台湾を侵略したが、なぜ韓国人だけが反日感情を持っているのか疑問」としつつ「台湾人はむしろ侵略国家を父親として敬う始末だ。国家の恥辱的な歴史を忘れた台湾人たち」と指摘した。
あるネットユーザーは「本当に韓国で生まれ、韓国で育った韓国人であるから描くことができる絵」としつつ、「韓国人が感じる反日感情は私たちが想像できないのだ。日本が韓国を武力で占領して様々な悪いことを犯したことを忘れられないのだろう」と投稿した。
他のネットユーザーは「韓国の歴史教育は非常に高い水準」であるとし、「歴史を記憶することは次の世代に正しい歴史観を持たせる最も重要な要素だ。私たち全員がこの絵を見ながら、なぜ中国と台湾では、このような小学生が描いた絵が出ないのかを反省して悩むべきだ」と書いた。
一方で、「韓国人は物事に極端になりがちで感情に圧倒されやすい」「歴史を記憶するとは、このようなヒステリックな次世代を作ることではない」などの批判的なコメントも投稿されている。
これら中国人の反応をみた韓国のネットユーザーからは
「反中ポスターも作ろうか?俺は共産党が嫌いなんだ」
「我々の敵は日本の極右政治家。日本全体ではない。このようなグローバル時代に子供たちの意識が偏狭にならないか心配だ…日本だけでなく中国や北の行為も批判できてこそバランスのある政府といえるだろう」
「国粋はダメだ…国民たちを排他に向かわせる」
「日本は過去の敵であり、中国は現在の敵である」
「日本であれ韓国であれ政府が自国民相手に互いの反感を育てることが政権維持に助けになるのでやってるだけ…本当は今後どのように共存できるか悩むべきなのに」
「100年の恨みの日本、1000年の恨みの中国、韓国をよく分かってないね」
などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
参考記事:韓国紙「日本の記者会見拒否、独島訪問は表面的理由」「岸田政権のジェスチャー…韓国との協議には応じた」