中国人のF1ドライバーが誕生したことを受け、韓国紙がこれを注目している。
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中国人ドライバーである周冠宇(Zhou Guanyu)が2022年のアルファロメオF1のドライバーとしてフルタイム出場が決定したと18日判明した。
周冠宇はF1の下位レースであるFIA F2チャンピオンシップでの多彩な優勝経験を土台に来年シーズン正式F1ドライバーでプレーすることになった。2022年開幕戦F1バーレーンGPで初の中国人F1ドライバーでF1デビューすることになる。
1999年に上海で生まれた周は10歳で中国のカート選手権で8部門を席巻して頭角を現した。以後イギリスに渡ってカート大会を経た後、去る2015年イタリアF4で総合2位、続いてユーロF3とF2で優勝を収め、今シーズンの2021年は現在F2でランキング2位を走っている。
周管官は「これまでの情熱と夢が叶えてとても嬉しい。しかも世界的なドライバーのバルテリ・ボッタスと仲間になってサーキットを走ると思うと胸が震える」と話している。
中国人F1ドライバーの誕生で、中国は国家的次元でも周を積極的に支援する見通しだ。
韓国の自動車専門紙であるGPコリアは、周のF1参戦決定について注目し、中国が周を国家的レベルでも積極的に支援する見通しであると報じた。また同紙は「中国だけでなく日本のF1ドライバーは何人も排出されている。ホンダエンジンがレッドブルチームにエンジンを公式供給しているだけでなく、現職の日本ドライバーの大活躍に支えられ、自動車産業貿易の活性化に大きく貢献している」と伝えた。
同紙は一方で「韓国人F1ドライバーの育成と誕生はまだ遠いようだ」とし、「ドライバー育成コースも微弱であり、他のレースより莫大な資本と専門性が必要とされるF1進出は簡単ではない」と指摘している。
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