韓国学会報告「韓国若者は日本の《進んだ市民意識》に好感」「反中感情は《教養のなさ》が主要因に」

韓国の青年層による反中感情が政治体制などに向かっているのに対し、反日感情においては歴史認識を要因とするものが最も多いことが分かった。
 
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韓国の「現代中国学会」は19日、『韓国と日本の反中感情拡散、どのように見るか』というタイトルで国際推計学術大会を開催した。ソウル市立大学ハ・ナムソク中国語文化学科教授が発表した「韓国青年世代のオンライン反中感情の現状」によると、2018年基準で韓・中・日の20代大学生を対象に行ったアンケート調査の結果、韓国青年の中国に対する好感度は2.14点(5点満点、1に近いほど非好感)、日本に対する好感度は2.83点となった。韓国各紙も報じた。

両国に対する好感・非好感の主な理由をみると、中国に対する非好感の理由としては「(教養のない)中国人」が48.2%で最も高く、「独裁と人権弾圧」(21.9%)が続いた。好感の主な理由としては「中国への単純な関心」(41.4%)を最も多く挙がった。一方、日本に対する非好感の理由では「歴史問題(慰安婦、日本統治期)」(79.7%)が圧倒的に高かった一方、好感の理由としては「先進的な市民意識」(40.1%)が最も高かった。

これについてハ教授は「韓国-日本間の歴史葛藤は両国間政府の問題に限定され、これとは別に日本市民の先進的な市民意識は日本に対する肯定的な要因として作用」していると解釈している。一方で、中国については「中国人に対して韓国青年たちが持っているイメージが《国家の主張に同調する愛国主義者》という断片的な形態である可能性があることを示している。このような違いは、今後、反中情緒に対する対策の樹立が日本のケースよりも難しいかもしれないことを示している」と述べた。
 

 
回答者の傾向別では、自ら「進歩的」と主張する韓国人青年ほど中国に対する好感度が低く現れた。自身の理念を1(進歩)から5(保守)まで分けたところ、中国に対する好感度は1(進歩)集団で1.75と最も低く、5(保守)集団で3と最も高かった。日本に対する好感度では1集団で2.87と最も低く、5集団で3.6と最も高かった。韓国を連想する際に浮かぶ人物として韓国芸能人を多く挙げた中国・日本の青年たちとは異なり、韓国の青年たちは毛沢東や習近平、豊臣秀吉や伊藤博文を挙げた。韓国の青年層が「主に政治と歴史的観点から中国と日本を思考していることを示す」と分析された。

また、発表者の樋口直人日本早稲田大学教授は、日本で中国と韓国に対する感情の違いが現れる理由について解明した。基本的に両国に横たわる歴史問題などが親近感を低下させるが、韓国の場合は「韓流」のような政治以外の肯定的要因が親近感をもたらす一方、中国にはそのようなイメージを補完する要素がないため、親近感が低下する一方であるとの見方を示している。
 
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