韓国の元大臣が量子コンピュータ分野で韓国が日本に遅れていると指摘している。
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米国に滞在中のパク・ヨンソン元中小企業ベンチャー部(省)長官は23日(現地時間)、フェイスブックにおいて、ニューヨーク州のIBMワトソン研究所で量子コンピュータの現状についてブリーフィングを受けたと事実を紹介した後、「韓国の政治圏は今日も過去に留まり、言葉遊びと裏切り、復讐で大統領選挙を行おうという事実に胸を遺体」と明らかにした。
パク元長官は、韓国の量子コンピュータ分野の研究が米国や中国だけでなく、日本よりも劣っていると強調した。パク元長官は2019年4月8日より2021年1月20日まで文在寅政権で中小ベンチャー企業部長官を務めた人物だ。
パク元長官は「ブリーフィングが、国家別の量子コンピューティング関連の支援とスタートアップの部分に移った時、私はしばらく息が止まった」とし「ドイツ、日本、中国の数値は記録されているが、韓国は空欄だった」と伝えた。
特に「5G時代において韓国に一歩押されたと見られていた日本だが、次世代の量子コンピュータ(の開発)には拍車をかけている」とし「大学はもちろんスタートアップでも先行しているという事実は私には衝撃だった」と述べた。
米中の技術覇権競争の核心として挙げられる量子コンピュータ分野で日本のような後発国家にさえ韓国が先を越されたという説明だ。
量子コンピュータ分野に関連した韓国のスタートアップの数値が空欄で処理された状況についてパク元長官は「商用化まで遠いからと無視していたので、よく考えれば当然だ」と指摘した。
その後、パク元長官は長官時代の逸話を紹介した。
当時、量子コンピュータに対する関心を表明したが、「なぜ中小企業ベンチャー部で量子コンピュータに関心を持つのか。商用化されるのはまだ先だろ」という答えだけが戻ってきたという。
一方、パク元長官は、IBM量子コンピュータ開発研究員として最近、米国物理学会のフェローに選ばれたペク・ハンヒ博士との出会いを紹介し、人材たちが韓国で存分に夢を広げることができる国を作らなければならないと指摘した。
パク元長官は「技術革命の大転換」というキーワードを提示した後、「李在明候補が行わなければならない最優先課題」と話した。
米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)招請で、9月に米国を訪問し滞在中のパク前長官は、共に民主党の李在明大統領候補の選挙委から合流提案を受けたことが分かっている。
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