韓国紙「大韓独立はしたが種子の独立はできず」「対日など種子ロイヤリティは127億円の赤字」

  • 2021年11月29日
  • 2021年11月29日
  • 産業

韓国紙が農産物品種の「独立状況」について伝えている。
 
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毎日経済新聞は最近、韓国の野菜や果物など、相変わらず高い農業品種の日本依存度について触れつつ、独自品種の開発状況について触れた。

同紙(28日)は、「私たちが食べるサツマイモはほとんどが日本品種である」とし、「消費者が市場で最も多く探す《蜂蜜サツマイモ》や《カボチャサツマイモ》など主力商品のうち80~90%が日本品種だと考えればよい」と指摘した。

続けて、「このような状況が必ずしもサツマイモだけに該当するわけでもない」とし、多品種の日本産シェアについて取り上げ、外国産品種のシェアが全体の72.5%に達することを伝えた。ブドウは95.9%、梨は85.8%、りんごは79.8%、玉ねぎは70.9%が外国産品種が栽培されており、みかんが97.5%が日本品種だ。

同紙は「外国産品種の最も高い割合は日本産だ」とし、「大韓独立はしたが種子独立はできなかった」という言葉があるほどであると伝えている。
 

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同紙によると、イ・チョンイル農村振興庁農村支援局長は、2010年~2019年まで韓国が12の主要農産物品目に対して10年間で海外に支払った品種ロイヤリティーが1357億ウォン(約129億円)に達し、「海外で稼いだロイヤルティが同じ期間に26億ウォン(約2.5億円)にとどまる点を勘案すれば、品種(種子)ロイヤルティの赤字が10年間1331億ウォン(約127億円)に達したわけだ」というイ局長の分析を伝えた。

同紙は、韓国で開発された国産サツマイモが日本のそれより糖度が高く品質が高いことが確認されたとしつつも、「一般商品でもすでに市場を占有している商品を新製品が押し出すのが難しいが、農産物はそれより数十倍も難しい。味を変える作業だからだ」と分析した。

毎日経済新聞は他の記事(29日)、ホ・テウン農業振興庁長へのインタビュー記事を掲載し、品種の依存状況や、国産化の動きについて伝えている。

それによると、ホ長官は「種子産業は国民の健康と食料安全保障と直結する重要な産業である」としつつ、「世界的な種子企業は源泉技術を先取りしようと莫大な予算を投入している」とし、世界的な種子会社モンサントの研究開発(R&D)投資金額が「韓国全体の種子市場の1.7倍に達するほど大きい」ことなどを指摘した。

また、「過去の国産品種の品質が良くなかったときに導入された外来品種の高級イメージが消費者に刻印されている」ことから、「今では外来品種より優れた国産品種が多く開発されているが、消費市場を拡大していくには、国産品種イメージを改善するための実行戦略が必要だ」と述べている。

一方で、国産化の取り組みにより、「バラと菊、卵の品種自給率が2009年にそれぞれ13.0%、12%、2.6%だったが、昨年基準で31.0%、33.1%、20.2%へと高まった」との成果にも触れている。

 
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「美味しければ品種がどこだろうかは関係ない。すでに日本品種のサツマイモ、リンゴなどを幼い頃から食べて育ち、ソウルフードのようになってしまった面もある。しかし、ロイヤルティをたくさん出すと言うので、国産品種を美味しく開発するのも意味はあるようだ」

「IMFのときにあれだけ反対したのに、結局、種子会社を売り渡した」

「これからサツマイモ食べる奴は親日な」

「…IMFの前は我が国の種子会社は優秀だったのに政府が売り払った…」

「品種も反日するのか。新種の開発能力を磨くべきだ」

「…政府がしっかりリソースを傾ければ多くの改善があるはずだ」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
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