韓国地裁「文大統領に靴を投げた」人物に無罪 今年9月には「文在寅は共産主義者」発言者にも無罪

昨年、国会開院演説を終えた文在寅(ムン・ジェイン)大統領に向けて靴を投げた疑いで起訴されたA氏に1審で無罪が宣告された。
 
参考記事:韓国地裁、米CIAの解雇を不当とする韓国人訴えを却下 「主権行為であり干渉できない」
 
ソウル中央地裁は26日、公務執行妨害などの容疑で起訴されたA氏に無罪を宣告した。ただし、併合して審理された侮辱容疑については有罪を認め、A氏に懲役10ヶ月。執行猶予2年を宣告した。

A氏は2020年7月、汝矣島国会本館前の階段で、開園演説を終えて歩いて出てくる文大統領に向けて靴を投げ、大統領の正当な職務執行を妨げた疑いを受けた。 A氏は、他にも2020年1月、京畿道安山市4・16記憶展示館正門前において拡声器でセウォル号遺族を侮辱した容疑と、同年8月にソウル光化門で開かれた8・15集会で自身を大統領府方面への進入を遮る警察官を暴行した容疑でも起訴された。
 

文在寅大統領
 
判事は「A氏が靴を脱いで投げた行為は職務執行中の大統領に対して直接的な有形力を行使したものとみなすのが正しい」としながらも「公務執行妨害罪の暴行はその性質上、公務員の職務執行を妨げる」程に達するかどうかをみるが、先の証拠だけではA氏が行った行為によって大統領の行事日程など職務遂行に格別な支障をきたしたと認めるには不足する」とし、公務執行妨害罪に対しては無罪と判断した。

ただし、侮辱などの容疑に対しては「A氏は公務執行中の警察官などを相手に暴行したり、セウォル号犠牲者遺族を相手に侮辱したりするなどの犯罪を犯した」とし「被害者がA氏に対する処罰を望んでいる点などを総合してみると、その罪責が軽いとは言えない」と有罪と判断した。それと共に「Aさんが助けが必要な青少年のための奉仕活動をした点など公判手続きで現れた様々な事由を酌量した」と説明した。

 
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「えっ、これを公務執行妨害で起訴してたのか?」

「靴が当たっていたら懲役だったのにな!・・・」

「シューズ烈士と呼ぼう…」

「靴は投げても良いんだ…」

「靴が飛んでくるまで警護員は何をしてたんだ…」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
参考記事:大韓航空が21時間遅れるも乗客側が敗訴 「国際条約は国内法に優先される」ソウル地裁

参考記事:韓国紙「徴用工・慰安婦問題で韓国司法は揺れすぎ」「国際的な信頼毀損、日本に手足を縛られる」

参考記事:韓国最高裁で「文在寅は共産主義者」発言のメディア人に無罪…有罪判決2審覆す