安倍元首相の「台湾介入」発言に中国外交部「頭が割れ血を流す」 韓国人「日本は中国に物申せる唯一のアジア国」

中国が台湾を攻撃すれば日本が介入すると示唆したとみられる安倍晋三元首相の発言に対し、中国が強く糾弾した。
 
参考記事:韓国メディア「日本が独島付近で中露軍機を追跡したかのように歪曲」「韓国の防空圏70年認めてきた…」
 
汪文斌中国外交部スポークスマンは1日の定例会見で、安倍元首相の発言に対して「国際関係の基本規範と中日間の4つの政治文書の原則を無視し、台湾問題と関連してたわごとを述べた」と批判した。韓国メディアも多数報じている。

続けて「また、中国に対して分不相応の発言をして内政を干渉した」とし「中国はこれを慨嘆し、強く拒否し、外交的チャンネルを通じて日本側に厳重な問題を提起した」と話した。

王スポークスマンはまた、「日本は半世紀にわたり台湾を植民統治しながら数多くの犯罪を行い、それによって中国人民に重大な歴史的責任を負った」と指摘した。

それとともに「台湾は外部の干渉を容認できない中国の神聖な領土」とし「誰も国家主権と領土を守護しようとする中国人民の強い決意と意志、能力を過小評価してはならない」と強調した。

また、「古い軍国主義を追求し、中国の忍耐力をテストしようとする者は必ず頭が割れ、血が流れるだろう」と警告した。
 

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王スポークスマンが言及した4つの政治文書とは、1972年に両国が修交して発表した日中共同声明や、1978年に両国外相が署名した日中平和友好条約などを指す。

これらの文書では、日本の過去史の反省と謝罪、「一つの中国」の原則尊重などが盛り込まれており、日中関係の根幹とされる。

NHKなどによると、安倍元首相はこの日、台湾の民間研究機関が主催したオンラインセミナーで台湾情勢について講演し、「中国が台湾に軍事圧力を強化している」と主張した。

安倍元首相は日本の島々が台湾に近いことを取り上げ、「台湾の緊急事態は日本の緊急事態であり、日米同盟の緊急事態でもある」とし「習近平中国国家主席は絶対に誤解をしてはならない」と話した。もし中国が台湾に軍事的侵攻を加えた場合、米国と日本が対応するとの警告として捉えられる。

安倍元首相は「日本と台湾など民主主義陣営が習首席をはじめとする中国指導部が間違った道に入らないように促し続ける必要がある」とし「中国の軍事的冒険は経済的自殺への道」と明らかにした。

それとともに「日本と台湾は自由と民主主義を守るために協力しなければならない」とし「台湾が強くなり繁栄し、自由と人権を保障することは日本だけでなく世界全体の利益になるだろう」と主張した。

中国側の反応は大きく、この発言と関連して日本大使を夜間に呼び、抗議した。

2日、中国外交部は「1日夜、華春瑩外交部次官補が、垂秀夫日本大使を《緊急約見》し安倍元首相が中国と関連して誤った発言をしたことに対して厳重な抗議を提起した」と明らかにした。

「約見」とは、中国外交部が中国駐在の他国外交官を外交部に呼ぶか、別の場所で会って抗議などを行うことをいう。

 
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「日本はこんなにも堂々としているのに、我々はなぜこんなにも卑屈なんだ。文政権のせいだ…

「台湾が中国に渡るのを日本は許さないようだ。一種の緩衝地帯であり縁故もあるから…」

「日本はアジアで唯一中国に物申せる国だな…」

「習近平も安倍のブラフだと知ってるだろう。こいつらは互いに争わないけど口では何かやりとりする…」

「よし。互いに争ってどちらかが小さくなるか、どちらも弱くなってほしい」

「…中国は日本に再軍備の口実を与える馬鹿な国」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
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