韓国で子供向けの国語教材に日本の旭日旗を連想させるイラストがあったことから、一部ネットユーザーや保護者の間で問題視されたことを受け、同教材が全部回収・廃棄に追い込まれたことが分かった。
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複数の韓国メディアなどによると、同教材を出版したウンジンシンクビック社は3日、「ウンジンシンクビック旭日旗絵」という懸念が出ていることについて、意図したものではないとしつつ、これらを全量回収・廃棄し、内容は新たに修正すると明らかにした。
今回の問題は、母親たちが利用する会員制オンラインコミュニティで教材の内容を問題視する投稿がなされたことがきっかけだった。漢字の「日」について説明するページに添付された写真を見ると、左側には一般的な太陽のイラストがあるが、右側には太陽から光が伸びていくイラストであることから「まるで旭日旗を連想させる」ことが問題となった。
さらにこの「旭日旗イラスト」の隣にある吹き出しには「今日《(日)記》に書かないと」と書かれており、太陽・旭日旗・日本を連想させるものと指摘された。
投稿を見た会員たちからは「これは本社にクレームしなければならないレベルだ」、「左の絵だけなら問題にすべきではないと思ったが、右の絵は完全にアウト」、「意図したようだ」などの反応を見せた。
韓国メディア・ウーマンタイムスは「旭日旗は第二次世界大戦期間中、日本が使用した軍旗で軍国主義と帝国主義を象徴する。このため、子供を育てる保護者の間では敏感で鋭敏な問題になっている」とし、「子どもが勉強する学習教材に日本軍旗を連想させるイラストが登場すれば残像として残るとの懸念からだ」と伝えた。
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、
「え、何が問題なの?」
「こういう事は敏感なくらいで良い。戦犯は本当に巧妙に浸透してくるから」
「どのような戦犯が浸透してきたんですか?」
「ズワイガニも旭日旗を連想させるから食べたらダメというやつだな」
「え?太陽も描けなくなるのか」
などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
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