現代グロービスが500億円規模の海上輸送契約をグローバル自動車メーカーと締結した。同社が海運事業に本格進出した2010年以降で最大規模となる。
16日、現代グロービスは、グローバル完成車ブランドと完成車海上輸送契約を締結したと公示した。
公示によると、現代グロービスは2022年1月から12月まで1年間、中国で生産された完成車をヨーロッパに海上運送する予定だ。
1年の契約金額は5,018億ウォン(約500億円)であり、現代グロービスがグローバル完成車単一企業と結んだ契約の中で史上最大規模だ。同輸送市場でも類例のない規模であることが分かった。
しかし、現代グロービスが荷主の要請によって契約主体や規模など具体的な契約内容を公開しないため、どのような企業と今回の契約を結んだのかは分からない。現在、中国で生産された車両をヨーロッパに輸出する主要企業はテスラ、ポールスター、BMWなどである。
現代グロービスは、昨年のフォルクスワーゲンに続き、今回も大型受注を獲得し、完成車の海上輸送市場で立地を固めている。
昨年、フォルクスワーゲングループは現代グロービスに5年の長期海上輸送契約を任せた。現代グロービスはフォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェなどフォルクスワーゲングループ内の全乗用車ブランドのヨーロッパ発中国輸出物量全体を単独で運送することになった。
現代グロービスは相次ぐ契約を通じてヨーロッパと中国間の往復シャトル海上輸送物量を安定的に確保することで収益性を一層引き上げることができると見込んでいる。
参考記事:韓国現代グロービス、独ブレーマーハーフェン港に専用スペース確保 自動車物流増加へ拍車