韓国紙「現代自動車が米国市場で日本のホンダを超えた」「かつて《ホンダの亜流》と米国人に冷笑された」

  • 2022年1月7日
  • 2022年11月21日
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昨年、米国市場で韓国の現代自動車(起亜含む)が日本のホンダを販売台数で上回ったことについて韓国紙がその成果を強調している。
 
参考記事:韓国紙「かつて日本の下請けだった韓国自動車産業」「今では完勝の見込み…日本は変化遅い」
 
韓国経済新聞は7日、『現代車のホンダ超えがみせる教訓』というタイトル記事を掲載した。

同紙は、冒頭で「148万9,000台対146万6,000台」と強調し、この数字が現代自動車・起亜が昨年世界最大の自動車市場である米国で日本のホンダより約2万3000台多く販売したことを伝えた。現代車グループはこれによる米市場順位で5位に上ったが、同紙は「現代車より27年早い1959年に米国に進出したホンダに初めて追いついた」と指摘した。

韓国経済新聞は「現代車の米国進出史において《ホンダ超え》の持つ意味は小さくない」とし、現代自動車が米国で初めて自動車を販売した1986年には「アジアの小さな国から来た《小さな車》に(米国の)消費者たちは財布を開かなかった。不慣れな企業であり、品質に対する信頼もなかった時であった」と説明した。

さらに、米国の消費者やディーラーは当時、現代自動車に対して「ホンダの亜流ではないか」という反応を見せたという。同紙によると米国人らは「《Hyundai》を正しく発音できず《Honda》と混同した」とされ、「ヒョンダイ、ハンダイ、ホンダ?」と尋ねる人も少なくなかったという。さらに「H」を活用した両社のエンブレムまで似ていたことから「現代車はしばらくの間《ホンダホンダ》という消費者の冷笑と競合他社の中傷に苦しめられなければならなかった」と伝えている。
 

 
そのような逆境を克服してホンダを抜いた現代自動車に対し韓国経済新聞は称賛を惜しまず、「グローバル完成車企業が競り合う市場で《ゲームチェンジャー》ではない企業が順位を一段階引き上げるのは容易ではないことだ」と強調した。

同紙は現代自動車の米市場における躍進の背景としては、かつては価格競争力がその要因となったとしつつも、近年は商品力が評価されていることを指摘。例として現代自動車の高級ブランドでジェネシスが昨年米国市場において、前年比202%増となる4万9600台を販売したことを挙げた。ホンダの高級ブランドであるアキュラ(15万7400台、前年比15%増加)と比べると「まだ格差が大きい」としつつ、「販売増加傾向を勘案すれば、ジェネシスのアキュラ超えも不可能なことではない」と分析している。

続けて「ジェネシスの躍進は現代自動車がもはや価格競争力に依存せず、価格決定力によってプレミアム市場で勝負していることを示している」とし、米国でジェネシスの新車平均販売価格(昨年11月基準)が5万9189ドルであり、アキュラ(5万433ドル)、トヨタのレクサス(5万4183ドル)、日産のインフィニティ(5万8357ドル)より高いことを挙げている。

その上で「価格決定力は短期間では得られない」とし、現代車がジェネシスでこのような価格決定力を備えるまでに「36年がかかった」と振り返っている。

 
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「グローバルトップファイブ現代自動車がんばれ」

「トヨタが米国市場1位になったよね。ホンダはもっと下位だよ?起亜まで全部合わせてやっとホンダを超えたんだよね? 半導体不足で善戦できただけじゃないの? GMとFordが影響を受けて現代が反射利益を得ただけと見るのが現実的では」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
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