韓国紙「駐韓米大使に対北強硬派…かつて韓国を《パッシング》」「対北制裁乱す文政権への赤信号」

一年以上空席だった駐韓米国大使に対北朝鮮強硬派として知られるフィリップ・ゴールドバーグ(駐コロンビア大使)が内定したことが分かった。米国が韓国政府にアグレマン(赴任同意)を要請した状態であると外信や韓国メディアは伝えている。
 
参考記事:米研究機関「バイデン政権はTPP復帰なく..新秩序つくり韓国入れる」 中国関与するTPPやRCEPをパスか
 
韓国経済新聞は28日、社説でこれを取り上げ、「注目すべきは、北朝鮮のミサイル挑発が相次ぐ時点で、米国が職業外交官の中で最高位のキャリアの対北朝鮮制裁専門家を大使に送る意図だ」とし、ゴールドバーグ氏がオバマ政権で対北国連制裁履行調整官を務め「北朝鮮への冥途の使者」というニックネームまで得たことを挙げ、「最近挑発が増えた北朝鮮に対する強力な警告」であると指摘した。

ゴールドバーグ氏は当時、「北朝鮮の核など大量破壊兵器の検証可能で、復帰できない解体(CVID)」を明示した国連決議第1874号の履行を総括した。

韓国経済新聞は、当時ゴールドバーグ氏が「北朝鮮が敏感に反応する《CVID》という用語を、韓国を《パッシング》して取り出したのは示唆するところが大きい」とし、「北朝鮮の挑発にも南北朝鮮対話イベントに執着してきた文在寅政府に送る赤信号と見なければならない」と強調した。
 

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同紙は続けて、「それでも韓国政府は北朝鮮がミサイルを発射した日にも終戦宣言を引き続き叫び、金剛山観光再開を取り上げ、国際社会の対北朝鮮制裁隊列を乱している」とし、「北朝鮮に屈従的な《偽の平和ショー》にぶら下がる同盟は弛緩した」と指摘した。

そして「(韓国の)次期政権はこうであってはいけない」とし、「強力な安全保障と同盟強化を通じて北核廃棄を導き、《本当の平和》を作っていくことに注力すべきだろう」と伝えている。

ニュース1もこのこの件を取り上げた記事で、「駐韓大使内政に続き、バイデン政権から中国牽制のための韓国の役割を強調する発言が出ている点も注目に値する」とし、マークランバート米国国務省韓日担当副次官報が26日(現地時間)に米有力シンクタンクCSIS(戦略問題国際研究所)主催の対談で、韓米が中国政府の行動に影響を及ぼすための共同戦略を繰り広げなければならないと述べたことなどを取り上げた。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「俺は共産党が嫌いだ。自由民主主義の韓国が好きだ・・・」

「やっぱ米国はやるなあ」

「現政権が招いた外交参事だ…」

「挑発が強まるほど制裁も強化されるという明確な原則をみせなければ…」

「米国が文在寅政権をどう見ているかがよく分かる件だ」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
 
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