韓国紙「尹錫悦候補の《中国嫌悪》助長発言…第二の安倍を夢見る」「現与党も《克日》で支持享受」

在韓中国人が健康保険で恩恵を受けていると発言した韓国野党・国民の力の尹錫悦(ユン・ソンヨル)大統領候補に対して、韓国紙がヘイトを止めろと抗議している。一方で反日情緒については問題ないとの見方を示す。
 
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左派系の内外新聞は4日、キム・ソンウ尚志大教養学部教授の寄稿文『ヘイト助長は危険で自発的な反感は正当だ…反日感情は違う!』というタイトル記事を掲載した。

キム教授は冒頭で「反日情緒は正当だ」とし、「侵略主犯である日本極右勢力が謝罪もせずに侵略を美化する歴史歪曲と嫌韓をあおって支持率を上げる行動があるからだ」と主張しつつ、「しかし、私たちの成熟した市民意識は日本人自体を嫌悪しない。日本人に対する嫌悪と安倍式嫌韓政策に対する反感を区別することが分かるからだ」と述べている。

キム教授はまた、「同様に、反中情緒と中国嫌悪助長は異なる」とし、「習近平式の攻撃的な《戰狼外交》と中華主義に立脚した歴史歪曲および文化歪曲は、古い帝国主義の新しい種類だからだ」と指摘した上で、サード報復による「寒韓令」政策で多くの韓国企業が被害をみたことや、キムチや韓服などを中国起源とする動きを挙げた。
 

ユン・ソンヨル大統領候補(国民の力)
 
キム教授は「このような点を考慮すると、韓国青年たちの反中感情と反日感情は、帝国主義の変種であり自国への政治利用に対する正当な批判という点で共感できる」としつつ、「シかし、ユン・ソンヨル候補の嫌中助長については真剣に憂慮しなければならない」とし、外国人嫌悪で政権を握ったトランプ元米大統領らが失脚した例などを挙げた。

その上で「ユン・ソンヨル候補は中国と中国人に対する嫌悪感情を助長することで第2の安倍(元首相)を夢見るのか」とし、「韓国の極右ポピュリズムの変種は、独特なことに、帝国主義の亜流ではなく植民地主義を追従するということだ」「だから日本の安倍式の極右的嫌韓政治に対して批判をしない」などと主張した。

そして「すでに世界的に没落している極右ポピュリズムの列車になぜ搭乗しようとするのかについてユン・ソンヨル候補は答えなければならない」と問うている。

中道紙の韓国日報もこの問題を取り上げ、「国民の力は2030世代の反中感情を刺激して票を得るための計算と見られる」とし、「ライバル候補の気候変動に対する公約である太陽光シェード設置さえ、《中国企業のための公約》と突然攻撃した」ことなどを挙げ、「反中感情を刺激することが(選挙の鍵を握る)20・30(世代の)結集に役立つという小賢しい計算が出たのだ」と指摘している。

その上で「保守野党の嫌悪政治疾走が心配だ」とし、「日本の貿易報復で反日感情が上がった時、政府と与党は《克日》を叫び、支持層の結集効果を十分に享受した」ことを挙げた。

そして「今、外国人・労働者・女性・少数者に向けた国民の力のヘイト戦略は露骨的で電撃的だ」と警鐘を鳴らした。
 
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