韓国のドーピング専門家が北京冬季オリンピックに派遣されたとの報道が出ている。韓国はドーピング関連で世界最高技術力を有しているとされ、中国と国際オリンピック委員会(IOC)、世界半ドーピング機構(WADA)などの要請であったという。
参考記事:中国紙「韓国は敗北を受け入れる勇気がない」「国際競技連盟は韓国の異議を棄却する」
マネートゥデイ紙は8日、『オリンピック反ドーピング技術を支援してほしい…韓国にSOSを打診した中国』というタイトル記事を掲載し、KIST(韓国科学技術院)関係者などへの取材をもとに「北京オリンピックにKIST研究陣4人が派遣された」とし、「現在、成長ホルモン剤と類似薬物など禁止薬物をすべて分析できる技術を保有した国家は韓国・米国・ブラジルの3カ国だけだ(WADA発表)」と報じた。
同紙はKIST研究者が超精密検出技術だけでなく、選手たちの生体試料分析技術なども有していることから「反ドーピング関連技術力では世界で最も先端にあると評価される」とし、「赤血球生成促進因子」(EPO)服用まで検出する技術を確保していると伝えた。
KISTドーピングコントロールセンターは1984年にソウルオリンピック(1988)を控えて設立されて以来、禁止薬物検出・分析技術を蓄積してきた。
マネートゥデイ紙は、今回北京に派遣された4名について「彼らは中国北京オリンピックでこれまで蓄積したドーピング試料分析ノウハウを伝授している」とし、「選手の生体データに基づいて禁止薬物服用可否を予測するモデルと成長ホルモン投薬を予測できる技術を支援し、国家間公正な競争が行われるようにする予定だ」と、KIST関係者の話をもとに伝えている。
KISTは昨年の東京夏季五輪にもドーピング専門家を2名派遣している。
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、
「おそらく技術を盗まれ帰らされる」
「ハッキング技術で盗んだ方がらしくない?」
「行って中国選手を全員捕まえろ」
「なぜ手伝うの?嫌なんだけど」
「自国選手以外を検査するのだろう」
などのコメントがネット掲示板に投稿されている。
参考記事:韓国紙「東京五輪を嘲笑した中国もやられた…北京五輪も制限開催」「習首席の戴冠式・大言壮語は空念仏に終わった」