中国紙「韓国人気服店を中国当局が摘発…違法所得没収」「ウールなのに実際はポリエステル、値段がコスト比20倍…」

中国で販売中の韓国ブランド製品に罰金が課された。理由は品質違反だった。
 
参考記事:韓国で中国産キムチや豚肉などを「100%国産」と偽った業者ら3,115カ所が摘発 1,634社は刑事立件
 
複数の中国メディアによると、中国市場管理監督局が韓国衣類ブランド「イーランド(ELAND)」に対し、基準未達の商品を市中で販売した疑いで罰金1万4382元(約26万円)を課したと報じた。その他、これを売って得た所得を違法所得として没収された。
 

イーランド店舗外観
 
報道によると、北京市市庁区一帯に入店して運営中の韓国イーランドの中国法人が市中で販売が禁止された状態の品質未達の製品を高価に販売したり、不良品を混ぜて密かに流通させたりした疑いが提起されたことが分かった。

中国当局は今回の事件に関連して「製品品質法」第50条に違反した疑いで韓国イーランドの中国法人に行政処罰を課した状況だ。

これまでイーランドは中国内の韓流ブームとともに若い女性世代を中心に大きな人気を得た。しかし、今回の事件を重点的に扱った現地メディアはこのような違反事例は今回が初めてではないと伝えている。

現地メディアは、例として、昨年イーランド傘下の衣類ブランドスパオ(SPAO)で発売された女性用ウールセーターが販売名称と違って実際には100%ポリエステルで製作されたとの通報を受け、調査に乗り出した管轄監督局に20万元相当の罰金処分を受けたと指摘した。
 

澎湃新聞網の当該報道キャプション
 
また、韓国ブランドの価格バブル現象について「イーランドが中国で販売中の製品のうち、生産コスト比20倍以上の価格を膨らませる商品が相当にある」と伝えた。

彼らが指摘した製品は生産コスト75元(約1360円)の製品が店頭に陳列された商品価格表には1598元(約29,000円)と書かれていると非難した。

そして、毎年、中国で開店し、低価格製品を高価で販売している韓国ブランドが告発されたり、罰金処分にされたりする事例が相次いでいるが、事実上中国市場での事業は大きな影響を受けない雰囲気だと伝えた。
 
参考記事:韓国紙「韓国を歴史上最も苦しめたのは中国…日本統治も清が元凶」「近代化も徹底妨害…中国は今もそれを画策」

参考記事:中国で韓国ブランドの商標侵害が頻発 訴訟余力ない対象を狙い撃ち

参考記事:韓国ラーメン企業連合が中国の「パクリ」生産社を提訴 「恥を知らない」「我々も日本製品をコピーしてた」ネット民