中国官営紙「北京五輪での韓国の反中感情は非理性的」「西側がこれを利用し中韓離間を計っている」

北京冬季五輪の開幕式やショートトラック競技を受けて反中感情が爆発している韓国だが、これを西側の謀略であるとする指摘が中国官営紙から出た。
 
参考記事:韓国紙「韓国を歴史上最も苦しめたのは中国…日本統治も清が元凶」「近代化も徹底妨害…中国は今もそれを画策」
 
11日、中国の官営媒体であるグローバルタイムズ(環球時報の英文版)は、北京オリンピックで議論となった開幕式の「韓服騒動」や、ショートトラックでの韓国失格判定について取り上げ、今年は中韓国交樹立30周年だけに両国関係の増進に努めなければならないと強調した。

同紙は、ショートトラック男子1000mの試合で韓国のファン・デホンとイ・ジュンソが規定違反で失格した後、中国の選手がそれぞれ金銀を獲得したことについて、「韓国はこれまでショートトラック強国だったため、ネットユーザーらはこれに対して失望が大きかった」と伝えた。

これにより、中国と韓国のネットユーザーの間ではオンライン上で舌戦が繰り広げられたと同紙は伝えた。
 

韓服写真を投稿したクリストファー・デル・コルソ 駐韓米国大使代理
 
グローバルタイムズはまた、大韓体育会がショートトラック判定に対して国際オリンピック委員会(IOC)とスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴すると、韓国のネットユーザーは中国ショートトラック代表チームの技術コーチであるビクトール・アン(アン・ヒョンス)に向けて怒りを向けたと伝えた。

中国遼寧省社会科学院の呂超研究員は「ショートトラックはとても速く、競争が激しいため、判定に対する不服事態がよく起こる」とし「韓国の一部のネットユーザーたちの反応はやや非理性的であり、ここに(韓国)大統領選挙を控えた一部の候補者たちが反中感情を煽って世論誘導をしている」と批判した。

また、一部の国家と西側メディアはこの機会を利用して中国と韓国間の離間をはかっているとグローバルタイムズは指摘した。

同紙は、クリストファー・デル・コルソ駐韓米国大使代理が自身のツイッターに「韓国といえば何がイメージされるか。キムチ、Kポップ、Kドラマ…そして韓服」と投稿し、自身の韓服姿の写真を添えたことを挙げ、彼の発言は火に油を注ぐものだったとし、ネットユーザーたちを(さらに)熱くさせたと主張した。コルソ米大使代理は当該投稿のハッシュタグで「韓国が元祖の韓服」という意味のハッシュタグ(#OriginalHanbokFromKorea)もつけていた。

 
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「中国は友好を分かち合う友ではなく、ビジネス関係であるだけだ…友邦は米国であり、朝鮮戦争のときに我々に銃を向けた中国がなぜ友邦になろうか」

「韓中友好は左派たちの真っ赤な嘘。東北工程、文化工程が現実だ。中国に何も言えない左派政権は取り替えなければならない」

「あなた方と親しくなることはありません」

「もともと中国のイメージは最悪だったのに何が離間だ?」

「なんだか学内暴力加害者マインドだな」

「今でも限韓令が解けず中国で活動できない韓国芸能人たちがいるのに、まるでそんなの無かったように言うよな。中国は限韓令なんか無いと否定する卑劣さ…」

 
参考記事:中国税関「韓国産マダラなどからコロナ陽性反応、通関を全面中断」 WHO「食品から感染…非常に低い」

参考記事:中国紙「韓国人気服店を中国当局が摘発…違法所得没収」「ウールなのに実際はポリエステル、値段がコスト比20倍…」

参考記事:中国紙「韓国は敗北を受け入れる勇気がない」「国際競技連盟は韓国の異議を棄却する」

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