北京冬季オリンピックのマスコットである「氷墩墩」(ビン・ドゥンドゥン)の人気に便乗し、これを盗用した商品販売が盛んに行われている。
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14日、中国SNSや韓国メディアによると、最近、氷墩墩模型のケーキを作って販売していたベーカリーが相次いで摘発された。
浙江省寧波市公安は去る11日、氷墩墩を模したケーキを販売していたベーカリーを摘発した。
去る9日、広東省汕頭市でもこれと同様のケーキを作って売っていたベーカリーが当局の集中取り締まりで摘発され、重慶市市場管理監督局も通報を受け「氷墩墩ケーキ」を販売するベーカリーを摘発した。
重慶の配達アプリには氷墩墩の名を掲げたケーキ販売店と配達業者6ヶ所の店名があったが、現地公安らはオリンピック商標権を盗用した疑いでこれら企業を立件した。
中国のソーシャルメディアでは、様々な形の金アクセサリーである「金墩墩」も販売されている。価格が600元(約1万1千円)の重量1gの金墩墩や3万4千元(約62万円)の重量50gの金墩墩も人気だ。
これらの墩墩商品も商標使用権を得ておらず、販売商は当局が取り締まりに乗り出すことを懸念しているという。
商業目的で五輪旗ロゴやキャラクターなどを無断盗用する場合、違法販売額が5万元(約90万円)未満であれば25万元(約455万円)、不法販売額が5万元以上であれば販売額の5倍まで罰金が科される。
先にオリンピックが開幕する前の先月17日、北京のある酒類メーカーがオリンピックのロゴを表記した「オリンピック記念酒」を販売して摘発され、是正命令とともに61万元(約)の罰金を課された。
中国当局は、オリンピックマスコット無断盗用と関連して最初の刑事処罰が下されたとし、知識財産権侵害と関連して警戒心を持たなければならないと警告した。
中国中央宣伝部 版権管理局 湯兆志副局長は14日、オリンピック知識財産権保護全面強化特別報告会で「氷墩墩と雪容融(シュエ・ロンロン)を不法複製して人形を作って販売業者である任某氏」が懲役1年・罰金4万元(約73万円)の処罰を受けた。「これは全国初めて北京オリンピックマスコット著作権侵害刑事事件になった」と紹介した。
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