ジェイク・サリバン米国ホワイトハウス国家安保補佐官は16日、秋葉剛男国家安保局長と通話会談し、ウクライナ事態を議論したとホワイトハウスが明らかにした。
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ホワイトハウスによると、サリバン補佐官は、ロシアがいつでもウクライナを攻撃する態勢を維持していると述べる一方、日本が最近ヨーロッパに液化天然ガス(LNG)を一部融通することに決めたことに感謝の意を示した。
米国はロシアがヨーロッパへのガス供給を減らしたり中断したりする状況に備えて、ガス供給源を多様化しようと、日本や韓国、インドなどに対して、備蓄ガスの融通を要望した。
先に日本メディアは日本が確保したLNGの一部を融通することで方針を固めたと報じていた。
一方の韓国は国内の需給事情を理由に、場難色を示したと韓国では報じられている。
聯合ニュースなどによると、米国政府は先週、韓国に対してヨーロッパへのLNG支援意思を打診した。しかし韓国側は国内需給事情などを理由に事実上難しいとの意思を示したと報じた。
韓国の経済紙マネートゥデイによると、日韓ではLNGの備蓄に違いがある。韓国の場合、LNG取引のほとんどを韓国ガス公社が引き受け、内需用にのみLNGを購入するが、「日本は民間でLNGを買う」「日本の民間企業は内需用LNGだけでなく、低価格で買い入れ、高価なときに売る《トレーディング》物量も取引する」と同紙は指摘する。
そのため、日本の場合は欧州側に融通できる物量がある反面、韓国にはその余裕がないという分析だ。
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